プール 上 ページ32
貴方side〜
「今日も水泳見学したのか。」
『…うん…流石に傷見えちゃうから…』
それに…他の人に体見られるの嫌だし…
「入りたくねェの？」
『ううん…入りたい…とは思うけど、体見られるから…』
特に周りの目が怖い
「なら、俺と入るか？」
『えっ…先生と？』
他の人に見られたら…
「と言っても、二番の境界を通じて行くからな。ここだと他の奴に見られる可能性もあるし。」
『や、ヤコさん…いいのかな…』
怪異達が使ってるプールってこと？
『ほ、他の怪異は…』
「そんなもん気にすんな。お前が人間とバレねェ限り変なことはしねェから。」
やっぱりバレちゃうとまずいんだね…
「どうする？行くか？」
『う、うん。せっかくだし…』
人間に見られるより、怪異に見られる方が…まだ怖くないかも…
……
「準備できたか？」
『…うん。』
先生の手を握り、ヤコさんの境界を通る。
「ちょっと根暗グモ。ちゃんとAのこと見てなさいよ？」
「分かってるよ。エキノコックス。」
この二人…仲良いのか悪いのか…
「行くぞ。手ェ離すなよ。」
『う、うんっ…』
目を瞑り、手を引かれるまま歩いた。
「…着いたぞ。」
『ん……うわぁ…』
綺麗…夜のプールってこんなに綺麗なんだ。
「A。これを…」
『あ…ありがと。』
先生に付けてもらったのは…
「天冠。それ付けてねェと危ねーからな。」
『死んだ人みたい…』
危険ならしょうがないか。
「着替えてきな。俺も着替えてくるから。」
『あ、うん。』
そして私は更衣室…へと向かった。
……
これ…ヤコさんが選んだけど…
『似合わないって…』
でも着てしまったものはしょうがない。
『髪結んどこ…』
邪魔な髪を結び、更衣室をあとにした。
「…A。」
『あ、お…お待たせしました。』
びっくりした…
『せんせ…かっこいいね…』
「あァ、ありがとな。お前も…」
先生と距離が近くなる。
「似合ってる。選んでもらったのか…」
『うん。ヤコさんが…』
少し恥ずかしいけど…露出が少ないから…
「じゃあ行くか。」
『うんっ…』
先生と手を繋ぎ、プールへと向かった。
少し肌寒い…
周りの怪異たちはとても大人しく、凶暴的な怪異はいないため、とても安心できた。
ラッキーアイテム
革ベルト
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 92人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
音楽バカ(プロフ) - ココ丸さん» 読んでいただきありがとうございます！土籠先生いいですよね！こんな先生が現実にいればいいんですけど… (2022年6月26日 18時) (
レス) id: 5b3baed2e6 (このIDを非表示/違反報告)
ココ丸(プロフ) - なんでこんなに土籠先生ってかっこいいの？声？いや、顔？性格？んー、全部だわな。土籠先生の良さ最大限に引き出しすぎ！神！ (2022年6月26日 16時) (レス) @page41 id: 697302cac2 (このIDを非表示/違反報告)
音楽バカ(プロフ) - sky bookさん» 読んでくださって本当にありがとうございます！土籠先生カッコイイですよね！私の一番の推しです(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ❤︎ (2022年3月29日 20時) (レス) id: ea8d15aff9 (このIDを非表示/違反報告)
sky book - 所々感動して思わず涙がでました！やっぱり土籠せんせーかっこいい！もうcvもいいから余計にかっこよくて尊いっす！めっちゃ面白かったです、ありがとうございます！ (2022年3月29日 14時) (レス) @page50 id: 3a94d6304d (このIDを非表示/違反報告)
音楽バカ(プロフ) - 恣希晴さん» ラスト1話検討中です！ぜひ最後までよろしくお願いします！ (2020年11月4日 0時) (レス) id: ea8d15aff9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：音楽バカ | 作成日時：2020年6月26日 0時
