寝顔 ページ2
土籠先生side〜
「こら、A。眠いならせめて準備室で寝ろ。」
『えー…ちょっとだけ…』
そう言いながら書庫のソファーに横になった。
「…また俺が運ぶのかよ…ったく…」
やっぱ書庫の本の整理は一人でやるべきだな。
ソファーの上で気持ちよさそうに寝息を立てながらAが眠っている。
「起きる気配なしか…しゃーねェ。終わってから運んでやるか…」
ほんと…寝顔だけは可愛いな
そして静かな境界で一人…黙々と本の整理を再開させた。
……
「…よし。こんなもんか…さて、あとは…」
眠るAの元へ行くと、少しだけ肩を揺すった
「…Aー。起きろー…おーい。」
『…っ…ん……』
起きそうで起きない
「はぁ…しょうがねェな…」
Aを抱きかかえると、そのまま境界の奥へと向かった。
流石にソファーじゃ体痛ェよな…
三つある扉のひとつを開け、部屋にあるベッドに寝かせた。
「制服にシワ付いても俺のせいじゃねェよな。」
なるべく避けてやりたいが…
ふわ…
「…ん？」
ふと見上げると、一匹の蝶が部屋に迷い込んでいた
捕まえようと腕を伸ばすと、蝶はAの口元に止まった。
『…んっ…ぅ…』
流石に違和感を感じたのか、身を捩っている。
Aに近づき蝶をつまみ上げると、そのまま口へと運んだ。
「そこは俺の場所だ。何の意味もなく近づくんじゃねェよ。」
と言っても、もう聞こえてねェか
ベッドの端に座り、眠るAの頬を撫でる。
「…早く起きろよ…」
そう言って、そのまま優しくキスをした。
『…っん……ぇ…』
ん？起きたか？
『んっ、ぅ……！？んぅっ…』
流石に舌入れたら怒るか…？
『んんっ…はっ…ぁ…』
「…お目覚めですか？お姫様。下校時刻はとっくに過ぎておりますよ？」
やっと起きたと思えば、目は虚ろでまだ眠そうだった。
『…とまる…』
「別に構わねェが…後でちゃんと着替えような。」
子供のように縋ってくるAを抱きしめ、優しく頭を撫でた。
『…キス…起きてる時にしてよ…』
「あァ、じゃあちゃんと目が覚めたらな。」
額にキスをし、そのままAを寝かせた。
「おやすみ…また後で起こしてやるからな。」
『…ん…』
起きてる時にしろって…いつも逃げる癖に。
「…可愛いやつ…」
耳赤くなってやがんの。あー面白ェ…
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音楽バカ(プロフ) - ココ丸さん» 読んでいただきありがとうございます！土籠先生いいですよね！こんな先生が現実にいればいいんですけど… (2022年6月26日 18時) (
レス) id: 5b3baed2e6 (このIDを非表示/違反報告)
ココ丸(プロフ) - なんでこんなに土籠先生ってかっこいいの？声？いや、顔？性格？んー、全部だわな。土籠先生の良さ最大限に引き出しすぎ！神！ (2022年6月26日 16時) (レス) @page41 id: 697302cac2 (このIDを非表示/違反報告)
音楽バカ(プロフ) - sky bookさん» 読んでくださって本当にありがとうございます！土籠先生カッコイイですよね！私の一番の推しです(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ❤︎ (2022年3月29日 20時) (レス) id: ea8d15aff9 (このIDを非表示/違反報告)
sky book - 所々感動して思わず涙がでました！やっぱり土籠せんせーかっこいい！もうcvもいいから余計にかっこよくて尊いっす！めっちゃ面白かったです、ありがとうございます！ (2022年3月29日 14時) (レス) @page50 id: 3a94d6304d (このIDを非表示/違反報告)
音楽バカ(プロフ) - 恣希晴さん» ラスト1話検討中です！ぜひ最後までよろしくお願いします！ (2020年11月4日 0時) (レス) id: ea8d15aff9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音楽バカ | 作成日時：2020年6月26日 0時
