番外編 ページ10
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『かっちゃん！』
「おー」
『ごめん、待ったよね』
今日は久しぶりのデートの日。
同じ家に住んでいるけど、
たまには待ち合わせしてからデートに行きたい！
という私の考案をすんなり受け入れてくれたかっちゃんは、
私がまだメイクすらしていない状態の時に、
先に家を出て行ったのだ。
「男が待つとこからがデートだろ」
『変なこだわり…』
「あ？つーか、お前その格好、」
『どう！？』
この日の為に買った服。
メイクも髪もいつもとは違う雰囲気のせいか、
頭からつま先までを舐め回すかのようにチェックされる。
この後に何を言われるか大体予想がつくな…
「えろすぎんだろ」
『言うと思った！！』
ほんっと、この人って口を開けばこうなんだから！
まじで世間の皆んなに暴露してやりたい！！
『そこはお世辞でも可愛いって言ってよ』
「だから俺の中でのえろいは最上級の褒め言葉なんだよ」
『嬉しくないから！！』
まぁ、いつもの調子(?)でデートが始まったわけです。
あらかじめ行きたい場所は何個か決めていて、
平日のおかげでどこも比較的人が少なくて好都合だった。
『ねえ、あれ食べたい！』
「おー、買ってくるわ」
食べ歩きができる色んな物が売っている商店街。
私が食べたいと言ったものを率先して買いに行ってくれたり、
「お前、アレ好きそう」
『あ、ほんとだ、美味しそう！』
私が好きそうな物を見つけてくれたり、
買った食べ物を道の端で立ち止まって食べている時も
「ソースついてんぞ」
『ん、ありがと〜』
頬についたソースをサッと取ってくれたりで
私の彼氏、最高すぎやしませんか！？！？
『かっちゃんも食べる？』
「いや、俺はいいから全部食え」
『そう？ずっと見てるから欲しいのかと』
「あー、気にすんな、こっちの事情」
食べてる最中、あまりにも視線を感じたので
そう聞いただけなのに、こっちの事情ってどういう意味だろう。
まぁ、いいけど。
次に立ち寄ったのは水族館。
薄暗い館内を歩いていると、
幼稚園児くらいの男の子がかっちゃんの事を
ずっとチラチラ見ているのに気がついた。
あ、ダイナマイトのファンなんだなとすぐに分かるくらい
男の子の目がキラキラと輝いている。
当の本人は全く気づいてないけど。
『ねえ、あの子絶対ダイナマイトのファンだよ』
「あ？おー、あのガキか」
『近くに行ってあげようよ！』
「なんでだよ」
続く
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良質な睡眠(プロフ) - キャラクター掴むのがうますぎる、、、読みやすくて満足感のある小説最高でした！素敵作品をありがとうございます、、、 (2022年11月25日 1時) (
レス) id: eef02732cf (このIDを非表示/違反報告)
ユソン(プロフ) - 佐野 愛さん» ありがとうごさいます（涙）なんとか完結する事ができました！ (2022年11月23日 13時) (レス) id: 0c6dadaa46 (このIDを非表示/違反報告)
佐野 愛(プロフ) - お疲れ様でした！！ハピエンで終わってよかったぁ(；ω；) (2022年11月23日 11時) (レス) @page8 id: c62a8ec195 (このIDを非表示/違反報告)
ユソン(プロフ) - 中田さん» ありがとうございます♡最後まで頑張ります(*´꒳`*) (2022年11月23日 1時) (レス) id: 0c6dadaa46 (このIDを非表示/違反報告)
中田 - 次が楽しみです。 (2022年11月22日 23時) (レス) @page4 id: 540fa09dc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユソン | 作成日時：2022年11月22日 1時
