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『記憶がない間のことは覚えてる…？』
「まぁ、うっすら」
『どんな感じだった？』
「なんか大事なもんが頭から抜けてるような、
何かを探し出さないといけない感覚で
訳も分からんまま、毎日うろちょろしとったな」
ええー…だから毎日勝手に病室から出歩いてたの…
そうとも知らずにガミガミ言って、なんかゴメン。
「多分、Aの事探してた」
『でも毎日私と会ってたよね？』
「だから、ずっと変な感覚だった」
悔しそうにも苦しそうにも見える、そんな表情で話すもんだから
聞いてるこっちも辛くなってくる。
「つーか、勝手に全部決めていなくなってんじゃねェよ」
『あ…ごめん。そうした方がいいのかな、って。
でも、結局かっちゃんから逃げただけだよね、』
「なら写真残して行くなや」
『あ、バレてた？なんか捨てられなくてさ、ごめん』
「いや、俺が全部わりぃからお前は謝んな」
ぎゅっと抱きついてきたのが可愛くて、思わず頭を撫でた。
転勤前、かっちゃんの家で引越しの準備をしてる時に
リビングに飾ってある写真だけ置いて行ったんだ。
半分ヤケクソになりながら、縋る思いで写真だけ残して行った。
『ほんと、思い出して良かった…もう一生会えないと思ってた、』
そのあとも、別にかっちゃんは悪くないのに何度も謝ってくれて。
もう退勤しないとだし、流石に一回戻らないと
みんなが心配すると思って一旦離れようとしたら
「今日の夜お前んち行くわ」
『別にいいけど、狭いよ？』
「いい。ぜってー抱くから覚悟しとけ」
『なっ、いちいち言わないでいいから！』
もう一生離れたくないし、
かっちゃん意外は考えられない。
これからも、ずっとずっと
おじいちゃんとおばあちゃんになって
どんなことがあっても
2人なら乗り越えていける気がする。
だから、もう一生かっちゃんのこと、離してやんない！
『かっちゃん、』
「あ？」
『すき、あいしてる』
「俺の方が愛してるわ、バーカ」
−END−
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良質な睡眠(プロフ) - キャラクター掴むのがうますぎる、、、読みやすくて満足感のある小説最高でした！素敵作品をありがとうございます、、、 (2022年11月25日 1時) (
レス) id: eef02732cf (このIDを非表示/違反報告)
ユソン(プロフ) - 佐野 愛さん» ありがとうごさいます（涙）なんとか完結する事ができました！ (2022年11月23日 13時) (レス) id: 0c6dadaa46 (このIDを非表示/違反報告)
佐野 愛(プロフ) - お疲れ様でした！！ハピエンで終わってよかったぁ(；ω；) (2022年11月23日 11時) (レス) @page8 id: c62a8ec195 (このIDを非表示/違反報告)
ユソン(プロフ) - 中田さん» ありがとうございます♡最後まで頑張ります(*´꒳`*) (2022年11月23日 1時) (レス) id: 0c6dadaa46 (このIDを非表示/違反報告)
中田 - 次が楽しみです。 (2022年11月22日 23時) (レス) @page4 id: 540fa09dc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユソン | 作成日時：2022年11月22日 1時
