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カーテンを開けた瞬間、そこにいた誰かに腕を引かれて
おもいっきし抱きしめられた。
知らない、ひと。
いや、違う。
この匂い、この体
『かっ、ちゃん……？』
なんでいるの？
たくさん聞きたいことがあるのに、
抱き締められている力がぎゅうと強くなる。
だけど、それが安心して、全部を理解することができた。
「悪かった…お前のこと、忘れて、ずっと待たせて悪かった」
『ばかっ、ばかっちゃん…ッ！！』
「…なんとでも言ってくれ」
まるで、子どものようにかっちゃんの胸の中で泣きじゃくった。
泣いても泣いても涙が止まることは、なかった。
「A」
いつぶりだろう。
かっちゃんに名前を呼ばれるのは。
「休みとったから、お前のしてェこと全部するぞ」
『じゃあ、あの日の続きが聞きたい…
忘れたとかもう言わせないからっ、』
「ハッ、上等だわ」
まるで、こうなる事を分かっていたかのように
準備された小さな四角い箱を取り出して、目の前に出された。
「結婚してくれ、A」
『もう私のこと忘れたらただじゃおかないから…っ！』
「…返事は」
『ハイに決まってるでしょ、！！』
ていうか…
『なに勝手にナースコール鳴らしてくれてんのっ！？
ふつーに業務妨害だわ！』
「ムードぶち壊しかよ」
『うるさい！ナースコールは用があるときにだけ鳴らすの！』
「用があるから鳴らしたンだわ！！」
こんな使い方する人後にも先にもこの人だけだよほんとに…
『ほんとにかっちゃんなんだよね…？』
「信用してなかったンか」
ドカっとベッドに腰掛けたかっちゃんが、
立っている私のお腹の辺りに巻きついてきて胸に顔を擦り付けてきた。
…うん。
しっかり本人のようで安心した。
そこからは、もう質問攻めで
『いつ記憶戻ったの？』
「3日前くらいだな」
『は！？最近！？』
「そっから急いで休みもぎ取ってお前のこと必死に探した。
そしたら他県に転勤してたから急いでこっちに来た」
『は、はぁ』
行動力ハンパないな。
話を聞いくと、色々明らかになった。
どうやら私が休みに入っていた為
すぐには会えなかったのだとか。
あと怖いのが、離れた所から私の事をこっそり見てたらしい。
しかも勤務中。
だけど声掛けるのをずっと我慢してくれてたんだって。
「お前が必死に働いてるとこ邪魔したくなかったンだよ」
かと言ってナースコール鳴らすのもどうかと思うけど！
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良質な睡眠(プロフ) - キャラクター掴むのがうますぎる、、、読みやすくて満足感のある小説最高でした！素敵作品をありがとうございます、、、 (2022年11月25日 1時) (
レス) id: eef02732cf (このIDを非表示/違反報告)
ユソン(プロフ) - 佐野 愛さん» ありがとうごさいます（涙）なんとか完結する事ができました！ (2022年11月23日 13時) (レス) id: 0c6dadaa46 (このIDを非表示/違反報告)
佐野 愛(プロフ) - お疲れ様でした！！ハピエンで終わってよかったぁ(；ω；) (2022年11月23日 11時) (レス) @page8 id: c62a8ec195 (このIDを非表示/違反報告)
ユソン(プロフ) - 中田さん» ありがとうございます♡最後まで頑張ります(*´꒳`*) (2022年11月23日 1時) (レス) id: 0c6dadaa46 (このIDを非表示/違反報告)
中田 - 次が楽しみです。 (2022年11月22日 23時) (レス) @page4 id: 540fa09dc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユソン | 作成日時：2022年11月22日 1時
