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「そーか。なら今すぐお前に戻すよう言っとくわ」
『は……？』
心臓が速くなって、変な汗が流れる。
だけど、まだ確信が持てなくて不安が頭によぎる。
『あの、…もう勝手に出歩いたりしないで、ください』
「お前が言うなら大人しくしてやるよ」
少しの期待が大きく膨らんで、
思わず涙が溢れそうになるのを必死に抑える。
『かっちゃん、っ…』
「…あ？」
『私のこと、思い出してくれた…？』
どうか、お願い、これで _________
「お前は俺の…ただの担当看護師だろ」
期待した私がバカだった。
そうだよね、そんな簡単に思い出すわけない、
だけど、溢れかえった気持ちは抑えきれなくて。
『かっちゃんのバカ！！！！！なんで私の事だけ忘れてんの！？
ありえないから、っそんなの…！！』
涙で顔がぐちゃぐちゃになってメイクが崩れるとか、
もうそんなのどうでも良かった。
『"あの日"、帰って来たら何を言うつもりだったか忘れたの…？
これからもかっちゃんとずっと一緒にいれるんだと
思って嬉しかったのにっ…
思い出してよ！！！！かっちゃん…！！！』
言いたいことを言えるだけ言って、病室から走って逃げた。
最後に見たかっちゃんの表情は、涙のせいで見えなくて。
あー、これ一生後悔するんだろうな、と他人事のように考えた。
私はもうすぐ休暇に入るし、かっちゃんもそろそろ退院する。
それまでかっちゃんとは関わらないし、病室にも行かない。
転勤したら、もう、一生会うことはないだろう。
『やだっ……そんなの、っ』
想像しただけで、いま以上に涙が溢れる。
ダメだなー。
こんなんじゃ、やっていけないじゃん。
でも、自分でこうするって決めたんだから。
しょうがない。
もう後戻りもできない。
そうやって、自分に言い聞かせる事しかできなかった。
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良質な睡眠(プロフ) - キャラクター掴むのがうますぎる、、、読みやすくて満足感のある小説最高でした！素敵作品をありがとうございます、、、 (2022年11月25日 1時) (
レス) id: eef02732cf (このIDを非表示/違反報告)
ユソン(プロフ) - 佐野 愛さん» ありがとうごさいます（涙）なんとか完結する事ができました！ (2022年11月23日 13時) (レス) id: 0c6dadaa46 (このIDを非表示/違反報告)
佐野 愛(プロフ) - お疲れ様でした！！ハピエンで終わってよかったぁ(；ω；) (2022年11月23日 11時) (レス) @page8 id: c62a8ec195 (このIDを非表示/違反報告)
ユソン(プロフ) - 中田さん» ありがとうございます♡最後まで頑張ります(*´꒳`*) (2022年11月23日 1時) (レス) id: 0c6dadaa46 (このIDを非表示/違反報告)
中田 - 次が楽しみです。 (2022年11月22日 23時) (レス) @page4 id: 540fa09dc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユソン | 作成日時：2022年11月22日 1時
