不憫な僕のお仕事 (ページ20)

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久しぶりのひとりページ20

深田「悪い。いつも待たせて」

長瀬「大丈夫だって！(笑)」

深田「俺が帰ってくる気配なかったら
先帰ってていいから」

長瀬「帰ってくる気配なかったら探しに行くよ。
襲われてたら大変じゃん」

深田「…彼氏かよ。てか襲われねえよ」

笑いながら行っておいでと深田を促す
ああと深田は英語教室に向かった

1人の放課後は久しぶりだ
なんて思い切り腕を伸ばす

二週間くらい仕事してないって
丁度今日考えたばかりだけど久しぶりに仕事くるかな

まあそんなタイミング良く来るわけ

…あるか

ドアの方に目を向けると案の定紙を握った女の子

すごく美人さん

「こ…こんにちは！」

長瀬「こんにちは」

スタスタとこちらに向かってくる

「ごめんなさい。突然」

長瀬「いえいえ」

…仕事は慣れだな
どんな子でも落ち着いて応じられる
と思ったけど

咲「隣のクラスで咲って言います。
良かったら…あの…私の連絡先登録してください！」

そう言って渡される紙
…これ僕に言ってる？

長瀬「…僕？」

この仕事は専門外だ

咲「はい！」

二回目だもん
さっきまでの落ち着きは無く

長瀬「えっと…分かった」

咲「お願いします！」

そう言って来た時と同じように去って行った