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A side.
「……………ただいま」
大樹「おかえりA」
「ねえやっぱり一人暮らししたい」
大樹「だーめ。ほら手洗っておいでご飯できてる」
実の兄である大樹の家に居候中のわたし
一人暮らしするって言ったら全力で止められて
なぜか私までこの高級マンションに住むことになった
大樹「ねえA、勇征と知り合い?」
「……………今日からかってきた人?」
大樹「からかってはないと思うよあれ」
いやからかってる以外に何かある……?
「知らないよ。初めて会ったもん、多分」
大樹「ほんと困るね俺の妹はモテるんだから」
「明日から口聞かない」
大樹「嘘だってば!!!」
会社の人たちには兄妹であることは秘密
実力を認めてもらうまでは言いたくないっていう私の我儘
大樹「楽しみだなあ、Aのメイク」
「……マッサージしようか?」
大樹「え、マジで?やった」
シスコンだなあって思うけど
私もなんだかんだブラコンなんだなって思う。
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作者名:m o n a . | 作成日時:2021年4月18日 18時