君が僕のすべて (ページ27)

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勇征 side.

勇征「……………ん、……、A？」

隣にあったはずの温もりがなくなってて

パニックになった俺は急いでリビングに行く

勇征「Aっ、！？」

「え、………あ、ごめんキッチン借りちゃった」

小さくて華奢で壊れちゃいそうなAを

どこにも行かないようにそっと抱きしめる

勇征「びっくりしたいなくなったのかと思った」

「……………ごめんごめん。笑
あ、勇征もご飯食べる？」

勇征「食う」

「和食にしちゃったけど、」

勇征「Aが作ったのならなんでも食うよ」

「……………はいはい。笑」

さっきまできそうだった〝あれ〟がおさまった

やっぱりAは俺の光だよ。

A、早く俺のことで頭いっぱいになって

早くその瞳に俺だけをうつしてよ。