* ページ19
勇征 side.
「そこ座って」
勇征「え、あ、うん」
え、なに言われんだろ?もう好きでいるのやめてとか?
「ふぅ……………、大樹のことなんだけど」
勇征「……………やだ」
「……………え?」
勇征「好きでいるのやめてとかなら無理だよ」
「や、ちょっと待って勇征、」
勇征「俺Aのこと好きだから無理」
「勇征っ、!!!」
目の前には顔を真っ赤にしたA
「話、聞いて?」
勇征「え、あ、ごめん」
「……………大樹とは兄妹なの」
…………………………兄妹?
勇征「……………え?」
「そう。でもコネとか言われるの嫌だったから
認めてもらうまでは黙ってようと思ったの。」
勇征「あ、兄妹、え、そっか、そっかあ〜〜!!」
「うん?だからあの秘密にしててほしいの」
勇征「ん、わかった」
「……………ありがと、勇征」
ふにゃって笑うAに身体がズンって熱くなる
………………………だめだだめだ、耐えろ俺。
勇征「付き合ってるのかと思った」
「誰が?」
勇征「Aが」
「誰と?」
勇征「大樹くんと」
「……………ないでしょ」
勇征「うん。よかった。」
「……………。」
勇征「……………そんな照れないでよ。笑」
下を向いて口をむんってするA
……………ほんと可愛い。ちゅーしたい。
__________
?『……………へぇ、兄妹だったんだ。』
561人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:m o n a . | 作成日時:2021年4月18日 18時