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A side.



隼「A、お疲れ」



「隼、お疲れさま」



隼「ん、これ飲んでいいよ」



「……………いただきます」









隼「……………」



「……………」








仕事終わりなぜかやって来ては


私にも珈琲を渡して無言で珈琲を飲む隼









隼「俺さー、何もできないんだよね」



「……………はい?」



隼「俺、演技が出来るわけでもないし
スタイルがよくてモデルが出来るわけでもない」



「……………」



隼「ラジオしかないの。出来ること」



「だめなの?」



隼「え?」



「ラジオができるじゃん。わたしには出来ないもん」









人前で喋るとかわたしには絶対できないもん






「隼のラジオに救われてる人、
きっといっぱいいると思うよ知らないけど」




隼「へへっ、そっか、そうだよな」



そう言ってふにゃって笑う隼






隼「てか知らないってなんだよラジオ聞いてよ」



「えーやだよラジオ聞くの苦手だから」



隼「生意気だなー(笑)」



「わたし行かなきゃ。じゃーね」



隼「んー、がんばー」









「うわッ、!!」



いきなり部屋に引き摺り込まれて抱きしめられる









「……………勇征?」








この匂い、きっと勇征だ。

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作者名:m o n a . | 作成日時:2021年4月18日 18時

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