レモンと金糸雀 IV (ページ43)

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A little more ページ43

『ふーーーｯ、あーこれがそうなんだなぁ』

やはり陣痛が始まったみたいだ。

痛みの感覚は生理痛よりはまだ大丈夫だけど、これがまだ何時間もなると考えると厳しいな。

ナースコールを呼ぶ

『ごめん産まれしだい連絡するね』

「うん…！A、ほんと頑張って」

『ありがとう』

お母さんが来た。

「どうかした〜？」

『陣痛っぽいの来たかも。』

「あ、ほんと？まあ確かに予定日少し過ぎてるし、想定通りってところだね」

ミネさん(助産師さん)呼んでくる〜と戻っていった。

間隔を測る。

冷や汗が出てきたし、御手洗にも行きたくなってきた。

御手洗だと思って行ったら頭がでてきた！とかよく聞くしちょっと聞いてみよ…

「ハイハイおまたせしました〜今何分くらいなってる？」

『今10～15分くらいですね』

「そっか一旦子宮口みるね… あら3cmくらいかな、」

え！？そんなもう開いてるの！？

私がお守りの力を教えて貰って笑ってる時にまぁちゃんは出てこようとしてたのか…

なんだ、まつりちゃん…！おまえかわいいな！！！！←

「深呼吸止めないでね、赤ちゃんに酸素いかなくなっちゃうから。」

『はい、分かりました。』

「今のうちにご飯食べといた方がいいわよ」

「最初にどれだけ体力を温存させておくかだからね」

「旦那さんには連絡した？落ち着いてる間にしちゃった方がいいですよ〜」

百戦錬磨の看護師による的確な指示を参考に今できることをしよう。

こうたろさん今日はアフレコと夜にラジオだけだから電話できそう🎶

Aきました

A陣痛

Aわんちゃん夜に産まれるかもです。

『う”ｯ… 〜〜ｯ！』

ど、どうしたらいいんだ！痛すぎる！！

まあちゃん元気すぎるぜ…

ママ、痛いのよわよわの民なんだよ…

今で色んなアクシデントを乗り越えて、無事にここまで大きくなって今生まれてこようとしてる我が娘に涙腺が弱くなる。

『宏太朗さん…』

来てくれるかな…