レモンと金糸雀 IV (ページ28)

今日:15 hit、昨日:3 hit、合計:17,309 hit

Live, Love, Laugh and be Happy! ページ28

《番外編》

Aちゃんには今日1日なんもしないで貰うんだ。

家の事いつも気がついたらやってくれるし、僕が現場に持ってくものを忘れた時も持ってきてくれる。(超叱られるけど)

完全かかあ天下。とまでは行かないけど頭が上がらないのは確かなんだよねぇ。

「明日さ、夕飯食べに行こう」

『え、珍し…今食べれるの少ないけど大丈夫かな？』

「うん。お姉ちゃんに聞いてさ、大丈夫なところにしたんだ。横浜にあるんだけどいいでしょ？」

『え！？横浜？！』

「そう笑めっちゃ驚いたね」

『そりゃあ！え、嬉しい。お義母さんの所に久しぶりに行きたいし!!』

「はは笑行こっか。」

お店は元町ストリートにある、イタリアンレストラン。

路地にあるため少し迷っちゃった。

「母さん、すごく喜んでた。ありがとうね」

『こちらこそだよ。いや〜宏太朗さん含めて3人育てたお義母さんのお話すごくためになった……』

「僕も初めて聞く話し多かったなぁ」

『藤井さんとハロプロに育まれた西山宏太朗かぁ……』

「しみじみ言わないで｣

『なんでよ』

「ちょっと恥ずかしい……」

『何それ笑』

無事にお店について、reserveとなってる席へ向かう。

『アスパラガスの冷製スープなんて、あなた、こんなの絶対……美味しいに決まってるじゃない……！』

季節の野菜を使ったスープに

『初めて生ハムメロンなんて食べた…おいし……』

前菜3種盛りには初めて食べるという生ハムメロンがあったけど、相当美味しかったみたい。

『あれ、花ちゃんちに原木(生ハムの)あったよね？』

「あるね笑何？貰うの？笑」

『ちゃみママに言って少し貰う…… んで私もその美味しさをちゃみママに伝えるんや……』

「あ、メロンそういえば前野さんから貰ったの美味しかったよね！」

『……茨城のメロン買うしかないな』

ご夫婦で経営されてるこのレストランは、当日に作った料理がなくなり次第お店を閉めるスタイルなんだけれど、

『デリ凄い人気だねぇ』

「地域密着型っていうのもいいよね」

『ね！』

扉横はショーケースが並んでいて手作りのお惣菜が沢山並んでいる。

その中で気になったのか紫キャベツのコールスローをAちゃん頼んでたんだけど

『……！！』

相当美味しかったのか、1口を口にした瞬間目をキラキラさせて早く食べろと催促してきた。

いやいやそんな必死に笑わかった食べるよ笑