未来屋《∞》3 (ページ8)

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唇が優しく這うように、降りていった。

ゾクゾクして、薄暗いけど亮くんに見つめられてるのが分かるから

恥ずかしくて、目を瞑ると。瞼にキスされて、

『ちゃんと目を開けて、可愛い顔で俺を見て…』

その優しい声に目を開けると、微笑まれて安心してるとすぐに

優しく絡め取られて、熱いキスが続いていた。

合間に息が出来ないから、意識がフワフワしてきた時

亮くんが気付いて、ゆっくり唇が離れていった。

私は亮くんの肩におでこをつけて、息を整えていた。

優しく抱きしめながら、頭を撫でてくれていて、

やっと落ち着いて、亮くんを見上げると

微笑まれて、“チュッ”とキスをして

『Aは、やっぱり可愛いな…。でも…』

キリッとした表情に変わったと思っていたら、私の耳元に低い声で

『もっと、俺の知らんAを沢山見せてな…』

何?と思う間も無く、亮くんが私に覆い被さると

両手を上に挙げられて、妖艶に微笑んだ後

キスの嵐が降ってきた。

手を下ろしたくても、亮くんは優しく持ってはいるけど

固定されてるから動けなかった。

漸く腕を離された時は、身体中が熱くて

私が息を整えたら、優しい声で

『可愛いな…。Aは…』

頭にキスをされて、見上げると

『今度は、身体の隅々まで味わせてな…』

男全開の亮くんがいて、妖艶たっぷりで

見つめられるから、ドキドキしていると

『A…。愛してる。やっと、俺のAになる…』

その言葉が嬉しくて…

私は亮くんにキスをした。

　

合間に、掠れた声で

　

『A…可愛い。』

『俺のA…』

『離さへん…』

『愛してる…』

優しいキスされて

私も腕を回して、甘いキスを亮くんに返した。