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「ゆ、祐希？！」
「気になる？」
「気にならない！ってか放せっつうの！お前の遊びに付き合うほど暇じゃない！」
「遊び？」
いつも穏やかな目の色が変わり、声がワントーン低くなった。
ヤバイ。怒らせたか？
ってか何で怒ったんだよ！？
「恥ずかしかったのは分かる！見たのは謝るから放せ！」
あたしの言葉に、あたしを壁に押し付けたまま、祐希は大きなため息をついた。
「な、何だよ・・・」
「お前、どんだけ鈍いの？」
「は？」
「俺がどんだけお前が好きか示せば気付くの？」
「・・・・・・・は！？」
「鈍いにも程がある・・・」
「ちょっと待て！誰が誰を好きだって！？」
「俺がお前を！！何回言わせんだよ！！」
「はあ！？」
ちょ、ちょっと待て！
頭がついていかない！
祐希があたしを好き！？いつから！？
いやいや、それより今あたし告られてんの！？
「アホ面」
「誰のせいだ！」
「俺？」
「〜〜〜っ！」
余裕綽々なのがすっげームカつく！！
「何であたしなんだ！？こんなの好きになるなんておかしいぞ！お前！」
ちょっと待て、あたし何自分を落としてんだ？
「おかしいとは心外だな」
「だってあたし、男並にデカイし」
「俺と並べばちょうど良いじゃん」
「性格こんなんだし」
「俺はそれが気に入ってるんどけどな」
「・・・可愛くないし」
「それは俺が決める」
「へ？」
「お前は可愛い」
「！！」
驚いて祐希を見上げたと同時に顎を掴まれて唇に落とされた触れるだけの軽いキス。
「っ！」
後ろがダメなら横に逃げようとしたけど、いつの間にか腰をがっしりと抱かれていて叶わなかった。
「実は可愛い物が好きだとか。喧嘩早いくせに注射が嫌いだとか。
大人びてクールなんて言われとる癖に、ホントはキスするくらいで真っ赤になるトコとか周りは知らなく良い。
Aの可愛いトコは全部俺の物だ」
「恥ずかしいぞ、お前」
「どこが？好きな奴を独り占めしたいって当たり前の気持ちじゃん」
「・・・お前そんなに独占欲強かったっけ？」
「A限定で、な」
【end】
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速水(プロフ) - ゆめさん» 嬉し過ぎるお言葉ありがとうございます！これからも楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2016年6月10日 23時) (
レス) id: b15315e85f (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 速水さんの作品大好きです！特に、ヘタレ選手が好きなのです！これからも更新を楽しみに待ってます！ (2016年6月10日 1時) (レス) id: 44f44b19a6 (このIDを非表示/違反報告)
速水(プロフ) - ? yu ?さん» 本当ですか！？ありがとうございます！嬉しすぎるお言葉です！ (2016年6月9日 15時) (レス) id: b15315e85f (このIDを非表示/違反報告)
? yu ?(プロフ) - ハムスターのしつけ方 、すごいよかったです！連載化してほしいレベルです(´･_･`)笑 (2016年6月9日 14時) (レス) id: f79162b6f0 (このIDを非表示/違反報告)
速水(プロフ) - ゆらぎさん» 需要ありますか！？良かった！また思い付いたら受難シリーズも更新させて頂きます！ (2016年1月27日 14時) (レス) id: b15315e85f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：速水 | 作成日時：2015年10月24日 1時
