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「柳泉!」
「はい?」
「これ、柳田に渡してくれ」
講義終わり。学科の主任を務める担当教授から、講義前に渡された履修関係の書類をもう一部渡されながら言われた言葉に、あたしの頭の上にハテナが浮かんだ。
「あの、どうして私が?」
「学籍番号が近いんだから良いだろう?」
いやいや、何です。その無茶苦茶理論。
学籍番号が前後だからって仲良しこよしではないですけど?
「じゃあ、頼んだ!」
「え!?ちょっ!……え〜…」
ビシッと手を挙げて去って行った教授。
廊下にポツリと残されたあたしは書類と小さくなる教授の背中を交互に見ながら呆然…。
マジですか。渡しに行かなきゃいけないんですか。
「っていうか、柳田くん、何処?」
ー
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リッカロッカ(プロフ) - 花蓮さん» コメントありがとうございます!もう良過ぎです!(笑) (2015年10月25日 13時) (レス) id: b15315e85f (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - とっても面白いです!良いですよね〜柳田君 (2015年10月25日 12時) (レス) id: b02621fbce (このIDを非表示/違反報告)
リッカロッカ(プロフ) - ゆんさん» 速水です。コメントありがとうございます!大好きと言って頂けてもう感激です!続編もまとまったら掲載しようと思います! (2015年10月24日 23時) (レス) id: b15315e85f (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 速水さんが書くお話全て大好きです。個人的には、この二人の今後が読みたいと思いました。そのくらいハマってしまいました(*´ω`*) (2015年10月24日 21時) (レス) id: 23a8fe0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:速水 | 作成日時:2015年10月10日 19時