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「そんな事があったんだ〜」
「そうなんだよ。吃驚したよ」
「だろうねえ」
私が突然柳田くんと話した事に驚いた千世に、昨日の一件を説明しているとこ。
「て言うか、何?そのAのドラマか漫画みたいな去り際の台詞」
肩を震わせながら言う千世に「笑って良いよ、もう…」と言えば、それはそれは素直にお腹を抱えて爆笑し出す。
「あ〜、あ〜、もういくらでも笑って!私だって思い出すと恥ずかしくてむず痒いんだから!」
「そんなに柳田に覚えて欲しかったの?」
「そうなのかなぁ?」
「あの台詞はそうでしょ」
「う〜ん…」
いくら頭を捻ったところで答えは出ない。
自分の事なのにね。
「でもさあ、覚えて貰ったところであたしはどうしようとしてると思う?」
「それ私に聞く?」
「だって自分でも分からないんだもん」
「なら私だって分からないよ〜」
「だよね〜…」
う〜ん…全然分からない。
ー
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リッカロッカ(プロフ) - 花蓮さん» コメントありがとうございます!もう良過ぎです!(笑) (2015年10月25日 13時) (レス) id: b15315e85f (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - とっても面白いです!良いですよね〜柳田君 (2015年10月25日 12時) (レス) id: b02621fbce (このIDを非表示/違反報告)
リッカロッカ(プロフ) - ゆんさん» 速水です。コメントありがとうございます!大好きと言って頂けてもう感激です!続編もまとまったら掲載しようと思います! (2015年10月24日 23時) (レス) id: b15315e85f (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 速水さんが書くお話全て大好きです。個人的には、この二人の今後が読みたいと思いました。そのくらいハマってしまいました(*´ω`*) (2015年10月24日 21時) (レス) id: 23a8fe0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:速水 | 作成日時:2015年10月10日 19時