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「あ」
いずれ、と昨日言ったけれど、その日は意外と早く来た。
それは、なんと次の日。
私自身も吃驚だよ。
一限目の必修科目の教室に現れた柳田くんは、ホントに偶然あたしが陣取った席の後ろに座ろうとした所であたしに気付いたようだった。
多分、隣に座る千世と話していたから後ろからでも顔が認識出来たんだと思う。
「ど、どうも」
昨日あんな事を言ってしまった事に気恥ずかしさを感じながら、ヘラッと笑って会釈を返す。
「ビックリした。同じ学校だったんだ…」
「学部もね」
「昨日言ってた事ってこういう事だったんだね」
「まあ、ね…」
改めて言われるとやっぱり気恥ずかしい。
て言うか、柳田くんに存在を覚えて貰ってあたしはどうしようって言うのか。
「知ってるかもしれないけど柳田将洋。よろしく」
はい、良く存じております…。
「柳泉A、です」
「やないずみ？あれ？もしかして…」
「学籍番号、柳田くんの前だよ」
「じゃあ、入学式とか」
「隣だったよ」
「そうだったんだ…」
「そうだったんですよ…」
ホントにあたしの事認識して無かったんだね、柳田くん…。
ー
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リッカロッカ(プロフ) - 花蓮さん» コメントありがとうございます！もう良過ぎです！（笑） (2015年10月25日 13時) (
レス) id: b15315e85f (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - とっても面白いです！良いですよね〜柳田君 (2015年10月25日 12時) (レス) id: b02621fbce (このIDを非表示/違反報告)
リッカロッカ(プロフ) - ゆんさん» 速水です。コメントありがとうございます！大好きと言って頂けてもう感激です！続編もまとまったら掲載しようと思います！ (2015年10月24日 23時) (レス) id: b15315e85f (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 速水さんが書くお話全て大好きです。個人的には、この二人の今後が読みたいと思いました。そのくらいハマってしまいました(*´ω｀*) (2015年10月24日 21時) (レス) id: 23a8fe0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：速水 | 作成日時：2015年10月10日 19時
