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「柳田くんて凄い選手なんだね」
「そうかな？」
「だってそんな雑誌の表紙を飾っちゃうくらいなんでしょ？凄いよ」
「柳泉は？」
生まれてこの方付き合ってきた名字。
散々呼ばれ慣れて来た筈なのに、柳田くんに呼ばれると特別なモノに感じるから不思議だ。
「私？」
「バレー、好き？」
その“好き”があたしに向けてくれたものなら良いのに。
「正直、良くルールとかは分からないけど、こないだ柳田くんのやってる姿を見て凄いと思った。あんな綺麗なプレー、初めて見た」
おおう！？
あたし、柳田くんが話し掛けてくれたからって舞い上がって何言っちゃってんの！？
綺麗なプレーって！確かにそう思ったけど、本人を前にして言うか！？
引かれたらどうすんの！？
「ありがとう…で良いのかな？」
「え？あ、どういたしまして！」
「じゃあ、俺行くから」
「うん、またね」
「また」
柳田くんから貰う何気無い筈の言葉達が、何だかとてもキラキラしているように感じる。
我ながら恐るべし、恋のパワー…。
「それにしても、柳田くんとの会話の最長記録更新だよね…」
そっか。柳田くんはバレーの話になると饒舌になるんだ。
それだけバレーに夢中なんだ。
あたしに入る余地はあるだろうか…。
ー
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リッカロッカ(プロフ) - 花蓮さん» コメントありがとうございます！もう良過ぎです！（笑） (2015年10月25日 13時) (
レス) id: b15315e85f (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - とっても面白いです！良いですよね〜柳田君 (2015年10月25日 12時) (レス) id: b02621fbce (このIDを非表示/違反報告)
リッカロッカ(プロフ) - ゆんさん» 速水です。コメントありがとうございます！大好きと言って頂けてもう感激です！続編もまとまったら掲載しようと思います！ (2015年10月24日 23時) (レス) id: b15315e85f (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 速水さんが書くお話全て大好きです。個人的には、この二人の今後が読みたいと思いました。そのくらいハマってしまいました(*´ω｀*) (2015年10月24日 21時) (レス) id: 23a8fe0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：速水 | 作成日時：2015年10月10日 19時
