秘密。むらかみ ページ6
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マネージャーとして。彼女として。
彼のために日々努力する。
「明日は朝9時から、海での撮影始まりますので、
よろしくお願いします。」
信「終わり？」
「は…えぇ、まぁ今日のぶんは…」
信「じゃあ今の時間から戻ってな」
と、言って彼女として戻るから敬語じゃなくなる。
「……でももう日越えてるし、
寝ないと明日に響くよ？」
信「ええねん。ほら飲も」
メンバーの皆さんは知ってくれてて、
理解もしてくれてるから…
す「おー！きた！嫁！！」
と、ヤジを入れてくる。
「ちょ、渋谷さん…あんまり大きな声で…」
信「もう飲んでんのか、早いな(笑)」
隣に座らせようと床をトントンと叩く渋谷さんと、
それを阻止して私の手を引く村上さん。
2人で少し離れたソファに腰掛け、
今日のことを話した。
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信「──……あれ、みんな潰れとるやん」
気がつくと、他のみんなが酔いつぶれてた。
「ええ、こんなとこで寝たら風邪ひくじゃん…。
もう、みなさん起きてくだ…──うわっ！？」
立ち上がったところ後ろに手を引かれ、
そのまま元の位置に戻る。
と、思ったら何故か彼が上にいる。
ちゅっと唇が重なって、
お酒の香りと彼の香りが混ざった。
そんなに飲んでないのに…。
「ちょっ、さすがにダメだって…」
信「ええやん…、悪いことしようや」
隣の寝室に移動して、ガチャンと鍵をしめて、
そのままベッドに倒される。
「む、むらかみさ……ンっ」
信「ほら静かにせな、聞こえるって」
いつも以上に楽しそうな彼を見て、
もう止められないんだと感じた。
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-んっ……、ぁ…あっ…-
-声。みんなに聞こえんで-
-ちょ、ちょっとは…加減してよ…-
-それは無理やなぁ…、ほら-
-んんっ…！-
-可愛いやん…-
──隣の部屋──
((健全な男の子ですから。しっかり聞いてます。))
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作者名：あくび | 作成日時：2017年2月1日 9時
