ゆるゆる２ (ページ12)

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夢。2 ページ12

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隆「よし、降りよか」

「ここで？もう少し海の手前まで行かないの？」

隆「平らな場所なかったら止められへんし、

ここから歩いたらええやろ～。

ほら行くで」

話している最中なのに、バンっと車を降りた隆平。

「ええ、待ってよ」

とりあえずカバンから必要最低限のもの、

ケータイとサイフと日焼け止めを持って

私も外に出た。

白い蛾が車に入る。

「うわ、最悪…、出てよ、もう」

なんとか車から虫を出して、

さっさと歩き出している彼を追いかけた。

急な階段が突然出てきて、慎重に降りる。

隆「A、早く～！」

「もう早いよ、待ってー！」

階段を2段飛ばしてジャンプすると、

彼が待ち構えてたかのように抱きしめた。

「降りよ」

もう一つ、先ほどと同じぐらい急な階段がある。

降りようと彼の手を引くと、

隆「あっ」

と叫んだ。

隆「A！こっちや！！」

ぎゅっと手を握られて、

軽く走るぐらいに進んでいく。

彼に連れられて行くと海が現れた。

右側にはビーチのような砂浜があって、

左側には遊具のようなものが立っている。

だけど遊具のほうには砂浜は無く、

足首ぐらいまで海水が浸かっていた。

？「お前ら」

思わずビクッとして、彼の腕に抱きつく。

後ろでかわいた声が聞こえた。