プロポーズの言葉 ページ12
-葛葉side-
いつも通りのデート
いつもよりフォーマルな格好のAを見下ろしながら、頭の中はあるイベントでいっぱいだった。
プロポーズ
夜飯のために予約した店に置かせてもらっている花束が気がかりになったり
何度も練習した言葉を頭で反芻する
「葛葉？大丈夫？」
「あぁ、ごめん…ボーッとしてた…笑」
店に向かう途中である今
かつてこんなに緊張した出来事はあるだろうかと考える
いや、ないな
あるわけない。
「でも珍しいよね！」
「ん？」
「葛葉がフレンチ行こうなんてさ〜」
心臓が耳の中にでもあるんじゃないかという俺とは反対に、気づく素振りもなく笑うA。
「あー…叶に聞いたんだよ」
「なるほどね！」
そんな適当な嘘をついて、納得するAを横目に俺の心臓は今にも破裂しそうだ
ビルの中を通りエレベーターで最上階に向かう
扉が開くと、黒と赤を基調とした幻想的な空間が広がっていた
「ご予約のお名前をよろしいですか？」
「葛葉です」
「はい。2名でご予約の葛葉様ですね。こちらへどうぞ」
案内されるがまま個室に向かう
Aは目をキラキラと輝かせ、この店の雰囲気にすっかり絆されているようだった
「コース予約されていますので、ドリンクだけお選びください」
「あー…オレンジジュースで。Aは？」
「私はシャンパンにしようかな」
「かしこまりました」
二人だけになった個室に、少し落ち着きを取り戻していた心臓がまた煩くなっていった
プロポーズの言葉→←プロポーズについて話すkzh【切り抜き】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1929人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まな(プロフ) - ぷいぷいさん» はじめまして！返信遅れてすみません🙏🏻ありがとうございます！中々kasnさんやsykさんが出てくる作品がなく、モヤモヤして自己満足に作り上げた作品ですがこれからもよろしくお願いします🤍💭 (2023年3月5日 4時) (
レス) id: a1ca130617 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 9日さん» 返信遅れてすみません、通知が来ない仕様で気づきませんでした😭ありがとうございます！更新頑張ります🫶🏻 (2023年3月5日 4時) (レス) @page21 id: a1ca130617 (このIDを非表示/違反報告)
ぷいぷい(プロフ) - はじめまして、この度は素敵な作品をありがとうございます❣️唯一無二で特別感のある作品だなと思って読ませていただいております。これからも更新を心待ちにしております☺️❣️ (2023年2月3日 2時) (レス) @page16 id: 8a28a71d5b (このIDを非表示/違反報告)
9日 - 結婚というのに惹かれ拝見させていただきました。付き合っているのとは違う雰囲気がとても好きです。これからも無理のない程度に更新していただけると幸いです🫶 (2023年2月2日 23時) (レス) @page16 id: 5d21b82b77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まな | 作成日時：2023年2月1日 1時
