【傷だらけの悪魔】絶対に赦さない (ページ9)

今日:10 hit、昨日:5 hit、合計:8,704 hit

＊７話＊ページ9

ハァ～。疲れた…。
ホンット最悪！！葛西が転校生なんて…

A｢詩乃～。大丈夫？」

詩乃｢うん。Aも大丈夫？」

A｢うん、私は大丈夫よ」

ﾋﾟﾘﾘﾘ…ﾋﾟﾘﾘﾘ…

A｢あ、ゆりから電話だ」

詩乃｢私も千翔子から」

A｢もしもし、ゆり？あー、うん大丈夫大丈夫。うん、分かったそれじゃあ」

詩乃｢はいうん大丈夫。ありがと千翔子今は一人にして」

……あ、葛西が来た。

A･詩乃｢……」にたぁ

舞｢玖村…朝霧…お前ら…」

舞｢やっぱり…玖村と朝霧なんでしょ…」

A｢あ、やーっと思い出してくれたんだ。おっそーい」

A｢苗字が変わったとはいえ元クラスメイトなのにさ」

舞｢お前らどういうつもりだよ！！」

A｢なんのこと？皆の前でいじめのことをばらしたこと？私は嘘はついてないよ」

A｢転校初日だっていうのに印象最悪だね」

舞｢玖村…朝霧…お前ら…」

A｢葛西さん」

A｢アンタそれがいけないことだって私達に言う資格あるの？」

詩乃｢私はアンタにチャンスをあげた。わざといじめの話を振って気づかせようとした」

ふーん。そんなこと話してたんだ。

詩乃｢あのとき気づいて一言でも謝ってくれたなら許すことはできないけどアンタの邪魔はしないつもりだった」

詩乃｢けどアンタは思い出すどころか｢大したことない」って言った」

は？葛西そんなこと言ったの？

詩乃｢あの瞬間に心に閉まっておいた恨みが沸々と湧き上がってきたの」