【傷だらけの悪魔】絶対に赦さない (ページ26)

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＊２４話＊ページ26

千穂
「いい加減にしてよ。
こんなのただのいじめじゃん、見ていられない！」

A
「じゃあさぁ近藤さん。アンタが葛西(こいつ)の面倒見ればいいじゃん一緒に行動してさ。私たちから守ってあげればいいじゃん？

なんでやんないの？」

千穂
「それは…」

A
「まぁ今の状況考えたら葛西(こいつ)の味方しても浮いちゃうよね」

A
「近藤さんは今のこの状況は嫌なんでしょ？」

千穂
「…」ｺｸｯ

A
「じゃあなんで変えようとしないのよ。空気を変えようとしない、助けようと表だって動かない。
でも「よくないよね」とか言ってさ、いい人アピールでもしてんの？」

A
「そーいうのなんていうか知ってるー？

「偽善者」って言うの」

A
「私、アンタのこと嫌いだわ」

千穂
「！！」

優里亜
「変わってないのね、近藤さん。あの時から」

舞
「…？」

優里亜
「まぁ、あたしたちに物申した分、成長したのかもしれないけど

恵那、A、静。ご飯行くよ」

恵那
「あっ…うん」

優里亜
「近藤さん
やっぱりあたし」

優里亜
「アンタ好きじゃないわ」

やっぱり、ゆりもそう思うんだね。

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詩乃
「近藤さん」

千穂
「」はっ

詩乃
「あの…いい？
葛西さんが…まだ来てないみたいだけど何か知ってる？部屋にまだ残ってた？」

千穂
「えっ？ああ…小田切さん食事係か」

優里亜
「お腹痛いんだって
翠ちゃんにはあたしが言っとく」

詩乃
「……そう」

パタパタ

…きた。葛西

詩乃
「えっと…大丈夫…なのかな？じゃあ私揃ったって先生に言ってくるね」

千穂
「あ…うん、お願い」

優里亜
「……」