【傷だらけの悪魔】絶対に赦さない (ページ3)

今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:8,699 hit

＊１話＊ページ3

葛西舞side

深く考えてはいなかった

ガッ

ちはる｢調子のんなよ玖村ぁ…朝霧。何だよさっきの態度」

A｢ｳﾞｯ…ｳｩ…や、めて」

ちはる｢ハ？うるせーんだよ。朝霧の癖になんなの」

栞｢ちはるー程々にね」

ちはる｢ハ？あたしは親切に人との付き合い方を教えてんのよ」

舞｢……」

お気の毒。でもアンタ達も暗いから悪いのよー

__________________________いじめなんて、どこにでもあることでむしろ出会わない方が難しい。

________________だから

ちはる｢行こっ」

ｼﾞｬﾘｯ
ゆら…

こんなことになるなんて思わなかったんだ

舞｢うーわー… ザ･田舎」

舞母｢舞、荷ほどきは？」

舞｢今やるー」

ｼｭｯｼｭｯ

ふぉっ！？最寄り駅徒歩40分！？

うわあぁ…田舎なめてた…

葛西舞15歳、本日東京から引っ越して来ました

舞｢ふー…、…マック行くのに電車乗らなきゃいけないとは…」

便利な都会とは全く違う環境。
浮かないように溶け込まなきゃ

学校。あそこの本質は勉強ではなく｢集団」に染まることだと思う。

集団から外された人間は見下され攻撃される天国にも地獄にもなるシビアな場所。さながら社会の練習台。

まぁ今までうまくやってきた

きっと、大丈夫。

ｷｰｰｰﾝｺｰｰｰｰｰｰﾝ…

翠｢小田切さん！」

詩乃｢翠ちゃん」

翠｢コラ先生でしょ。月曜のことなんだけど」

詩乃｢あ、転校生の件ね」

______________________これから

詩乃･舞｢楽しみだなぁ」

________________________私の新しい学校生活が始まる