＊１４話＊ ページ16
葛西舞side
優里亜｢葛西さーんおはよう♡」
A｢おっはよ☆」
優里亜｢朝からゴミあさってどうしたの？」
優里亜｢てかくっさーい！やだー」
A｢ほんとほんと、くさいよー葛西さん｣
やることが古典的すぎる、引き出しすくねーな
優里亜｢あ、そうだ葛西さん」
優里亜｢SNSのアカウント消したのー？見てみたら無かったんだけど」
A｢ま、そうだよね。あーんなこと書いてたのばれちゃったらそのまんまになんか…」
ガ タ ッ
ガ ラ ガ ラ ピシャっ
詰んでるでしょ
誰も私の話など聞く気がない。このクラスには馴染めない
ものがなくなったり捨てられたりはほんと困るんだけど…
先生に言っても後々エスカレートするかもだしな…
耐えるしかないのかな
ひとつわかったことがある。
悪意を向けられることは、それだけでストレスだ。
ひどく…
疲れる…
宏子｢葛西さん、よかった見つかって。どこに行ったのかと思った」
舞｢えっと…」
この子誰だっけ…
宏子｢これ渡してなかったよね、机の中に入れてもよかったけど捨てられそうだから直接渡そうと思って」
舞｢あ…ありがとう」
気を遣ってくれた…？
舞｢これって…」
宏子｢今度泊まりの行事があるの。そのしおり」
泊まり…！？
最悪…今の状況で…！？
宏子｢確かに渡したから。あ、スカートの後ろ折れてる」
舞｢え？」
宏子｢ハイ直った。じゃあねそういうことで」
なんか…あの子普通にしてくれた？避けてはいなかったよね？
あった。座席表。
前から二列目…
花房…宏子…
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作者名：エミリー | 作成日時：2017年9月21日 23時
