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営業部のオフィスに入ると部長が次々と新人担当を
指名していく。
春ちゃんも他の同期もどんどん担当の人と行ってしまい残るは私だけになった。
「じゃあ残るは如月くんだな。君には期待してるよ。素晴らしい面接だったしね。お、じゃああいつに頼むかな。おーい。折原ーー!」
そう呼ばれてきたのは背の高い男性。
「部長なんでしょうか?」
若干方言というか、訛りというかを感じさせる喋りだが柔らかい口調だ。誰かに似てる………
「君には期待の新人如月くんの担当をしてもらう。
よろしく頼むよ!」
「はい。分かりました。よろしくね〜
僕は折原千色って言います〜。君は?」
おりはら……ちいろ?え、………まさか!?
『……お、折原センパイですか⁉』
「そうですけど……すみませんが…会ったこt『ありますよ!!!!』
『す、すみません大きな声出して。私、如月Aです。』
「え…………A………?」
『そうです。』
「大人になったなぁ………!」
『そりゃなりますよ。』
「あ、でも身長は変わらない……『余計ですよ』
そう睨めば、「すみません…」そうこれが千色センパイとの絡み。
その後、業務についてやりかたを教えてもらい、
お昼休みとなった。
「A〜‼ランチ一緒に行かへん?」
『え、行きます行きます!』
着いたのはオシャレなカフェ。都会だなと思いながらパンケーキを噛みしめる。
目の前では、千色センパイがモッモッとパンケーキを頬張っている。
私の視線に気づいたのか、顔を上げると、
「今日、新人歓迎会やで?いくん?」
お酒はな〜と思いつつも新人歓迎会だから新人が
いなきゃ意味なくね?と思い、
『行きます!新人ですから!』
「そうだけどな、あれめっちゃ酒飲まされr……
仕事終わりに居酒屋で歓迎会なのだが、次々と運ばれてくるジョッキジョッキジョッキ。
あ、やべ。もうすでに遅い。
センパイは誰かからメールが来たらしく、画面を
見つめてから、部長になにやら話している。
数時間後______________
あーーーやっちゃったーーダメだこれ……
頭がもう眠たいって言ってるーーーふはぁぁぁー
もームリ………
ゴンっ鈍い音と共に酔っ払った私は意識を手放した。
「おーーい。A大丈夫かー帰れるかー?」
『あぁーちいろしぇんぱぁい!どうしましたぁ
(ヒック』
「あーだめやコレは。酒弱いんやな〜』
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月白 - 怠惰さん» ありがとうございます!私情で止まってしまっていますが、是非また更新した際にはお越しくださると嬉しいです(*´˘`*) (2020年3月5日 21時) (レス) id: e032575efe (このIDを非表示/違反報告)
怠惰 - 読みやすくて、面白かったです! (2020年2月29日 20時) (レス) id: 3e94ae8e8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月白 | 作成日時:2019年3月28日 20時