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センパイは毎週月曜日はダメかー
彼女さんとかなのかな…って私は何考えてんだ。
人のプライベートに踏み込むのは良くないって思うのに。
お酒飲んでラジオを聴く。側から見たら完全に
さみしいヤツではある。
浦島坂田船のラジオを流し、4人の楽しそうな声を聞きながらボーッと私は考えにふけっていた。
次の日は企画の最終打ち合わせがあり、結構ハードだった。
もう新人扱いではないけど、その分責任がつきものだということだ。
仮にも営業部である以上、外回りもやらなければいけない。
午後に入り、いきなり私が頼まれたのはお得意様の接待。
いつも接待をしている先輩方がいないのだ。
外に出てる先輩も戻って来られる距離じゃないようで、仕方なく。
千色センパイまで出張中らしい……
お得意様は気の難しそうな紳士で終始無言で表情ひとつ崩さない。
震える手でお茶を淹れる。
どうやらアポ無しで来られたようだ。
『本日はご足労頂き申し訳ございません。』
『ただ今、幹部が出払っておりまして、私でよろしければご用件を承ります。』
「君は新人か……?」
『はい。そうです。』
「ハァ………」
_______________________15分後
「はははははは!君はなかなか優秀だ。やはりここの社員は一流みたいだな。はははっ!」
バタンッ
「相間様。お待ちさせてすみません!」
「いやぁここの社員さんしっかりしてるし素晴らしい。」
「さ、左様でございますか…?」
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月白 - 怠惰さん» ありがとうございます!私情で止まってしまっていますが、是非また更新した際にはお越しくださると嬉しいです(*´˘`*) (2020年3月5日 21時) (レス) id: e032575efe (このIDを非表示/違反報告)
怠惰 - 読みやすくて、面白かったです! (2020年2月29日 20時) (レス) id: 3e94ae8e8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月白 | 作成日時:2019年3月28日 20時