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トレーニング ページ6

Side 優空
..............................

『……おはよ』

周囲で聞こえる話し声に夢の世界から現実の世界へと引き戻される。
むくりと上体を起こしてみれば、シルクとマサイは既に起きてて、ぺけとモトキも来てた。

ぺ「あ。起きた?おはよ」

重たい瞼をごしごしと擦っていると頭上からぺけの声。

『ちっかwww』

見上げるとそこにはぺけの顔が視界を埋めつくしていた。
ぺけって鼻高いよね。羨ましい。

モ「そろそろンダホも起こさないとじゃない?」

シ「そうなんだけどな〜…」

マ「こいつ起こすのも一苦労だもんなw」

『ンダホ〜起きろ〜』

規則的に上下するぽよぽよのお腹をぺちんと叩く。
当然だけどこれくらいじゃ反応なし。
ほんとに彼の睡眠のメカニズムはどうなってるんだろうか。

『この後何かするの?』

6人も集まって何もしないなんてことはないだろうと思いンダホのお腹を叩きながらシルクに問い掛ける。

シ「あ、そういや言ってなかったわ。ジム行こうと思って」

『久しぶりだねジム行くの!早く行きたい!』

最近正月太りした気がするし…
いや、気がするじゃなくて確実に数字になって出てるんだよね。
そうとなったらンダホ氏には至急起きてもらわないと。

『だほちゃん早くおーきーてー!』

お腹を叩いていた手を頬っぺに移動させて両手で交互にぺちぺちと叩くとやっと唸り声があがった。

ン「あと5分〜」

『あんたの5分は私たちのの3時間に値するんだよっ!起きて!』

ン「どこ行くの何するの〜??」

モ「ジム行ってトレーニングするよ〜」

ン「眠いよ〜〜」

シ「お前飯食ってすぐ寝てってまじでデb… ン「力士じゃねーよ!」…言ってねえよwww」

「「「wwwwwwwwwwww」」」

何やかんやと茶番を繰り広げているうちにやっとンダホも起床。
ンダホ号の運転手である彼の意識が覚醒するまで各々編集したり動画を見たりして過ごす。
私はシルクが編集するのを後から眺めてるだけだけど。

シ「…そんなまじまじ見てどした?」

『難しそうなことやってるなーって』

シ「最初は難しかったけどね。覚えたら面白いよ」

『爆笑しながら編集してるときあるもんね』

シ「そうそう」

なんて他愛のない会話をしつつも視線はずっとパソコンの画面。
ほんと、大変だよね…なんて思ってるうちにンダホが覚醒。
6人でンダホ号に乗ってジムへと向かった。

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:ゆうら | 作成日時:2018年1月5日 16時

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