見続けたい笑顔 ページ3
Side 優空
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シ「どうも!Fischer's シルクです!」
ン「ンダホ!」
マ「マッサァイ」
『ソラー!』
いつもの挨拶と笑顔をカメラに向けて放つ。
今はマサイの家で撮影中。
毎度毎度メンバーの出す企画に爆笑して、ボケて突っ込んで。
私の指定席は画面から見てシルクの右隣。
反対側にはマサイがいて、シルクを飛ばした隣にンダホがいる。
顔を合わせて笑い合って、この笑顔が好きなんだよなぁ、って動画撮ってるときでも不意に思う。
シ「いくよ!せーの!」
「「「アデュー!」」」
毎度お馴染みの動画終了の挨拶。
RECを押してンダホがカメラを止める。
『今日もめっちゃ笑ったー!』
マ「腹捩れるかと思ったwww」
ン「お腹すいた!」
シ「自由かwww」
ン「女子十二楽坊?」
シ「ちげーよっ!」
「「「wwwwww」」」
はたから見たら本当にくだらない話なのかもしれないけど、そんなことですら楽しくて仕方がない。
だからこそ居心地がよくて安らげるんだと思う。
…みんなの前では絶対言わないけど。
ン「ママぁーっ!お腹すいたー!」
『誰がママだよwwwお昼ご飯にしよっか?』
シ マ ン「「「しよー!!」」」
『はもんなしwww』
シ「優空の飯だー!」
ン「わー!!!!」
『うるさいよ』
子供のようにはしゃぐシルクとンダホを一瞥して私は台所に立つ。
シルクの家の、だけど。
いつからかなんてもう覚えてないけど、みんなが集まってる時のご飯は私が担当してる。
シルクやマサイやンダホは編集頑張ってくれてるしね。
マ「ね、待てない」
不意に真後ろで声がしたかと思えばお腹をさするマサイが立ってた。
『私の部屋にお菓子あるけど取ってくる?』
マ「うん。いい?」
『いいよ。鍵机の上』
マ「ありがと」
私が住んでるのはシルクの部屋のひとつ下の階。
まさかメンバー3人が同じマンションに住むことになるなんて思ってなかったけど、何かと便利だからいいかなって。
シ「今日の飯何ー?」
『ピラフ作ろうかなって』
ン「ピラフー!」
片付けが楽で尚且つ簡単に大量生産できるものを作るのが私のポリシー。
体型だけ力士の人いるしね。
ご飯と具材を大きなフライパンで炒める。
隠し味は味覇。これめっちゃ好き。
お皿に盛り付けてお盆にのせてみんながいる部屋へと運ぶ。
『できたよ』
マ「いい匂いする」
いつの間に帰って来たのか、一番に飛びついたのはマサイ。
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作者名:ゆうら | 作成日時:2018年1月5日 16時