お酒のせい2 ページ20
Side マサイ
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ぺ「めっちゃ意外」
モ「え?じゃああの空前の優空のモテ期のとき全部振ってたのって、」
『そうだよ?マサイが好きだったから』
その言葉に心臓が大きく跳ねた。
高校時代、優空は確かにモテたとモトキからよく聞かされていた。
今日は何人に告白されてた、とか。
あの事件は優空に振られた連中が起こしたことだということも。
シ「っはぁ〜〜全然気付かなかったわ」
『隠し通してたからね』
あはは、と笑い飛ばしてはいるものの、優空の顔はまだ赤い。
俺は驚きのあまり何も言えずただ唖然とするだけだった。
『懐かしいなあ』
ふふ、と照れ隠しの笑顔を絶やさず俺の顔を見つめる優空。
俺自身、顔に熱が集中するのがわかった。
ン「こらぁ〜っ!イチャつくな!」
そこに響いたンダホの大きな声ではっと我に返る。
ぺ「吉田が怒るぞ〜〜!!」
『出たよ吉田www』
ぺけたんのテンションが崩壊し、それに乗っかるダーマ。
全員で爆笑する中、ふと優空と手が重なった。
テーブルの下、重ねられた手をぎゅっと握る。
俺はまだ、君の言葉に手放しで喜べるほど子供ではないのに、君のこの手を放せるほど大人でもない。
続く
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溺れた魚。作者のゆうらです。
お話がいっぱいになりましたので次の作品に続けていきたいなと思います。
こんな拙い作品ですが、増えていくhitに毎日嬉しく思っています。
お気に入り登録してくださった方もいらっしゃり、これからも駄作になるとは思いますが執筆を続けていきますのでお付き合い宜しくお願いします。
ゆうら。
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作者名:ゆうら | 作成日時:2018年1月5日 16時