クリームは非常食 ページ9
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「先輩!このケーキ美味しいです!」
「こっちもおいしいですよ!!食べました?食べないと損します!!」
興奮気味に話したせいか、声を殺してクスクスと笑う先輩がいて、
「ごめんなさいはしゃぎすぎました」
落ち着きます、と深呼吸。
「ツーナ♡(Aちゃん、ここにクリームついてる)」
トントンと右の口角を人差し指で叩いて教えてくれる狗巻先輩。
口の周りにクリームつけるとか私ってばいくつよ。恥ずかしさのあまり
「これは非常食、デス」
なんて大嘘ついて、再度狗巻先輩に笑われてしまった。
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90分という長くも短い間、甘いものがいっぱい食べれて幸せだったぁ!
「あっ!狗巻先輩、プリクラ撮りましょ!!」
「しゃけ!」
「ぶっ、ふふっ、先輩の変顔最高すぎです(笑)」
「しゃけ〜♡」
最後はお決まりの変顔。どちらも本気すぎて本当に可笑しい。ツナマヨ♡のラクガキを添えて完成。
「見て先輩!スマホケースとケータイの間にプリクラ挟んだ!!」
「しゃけー!(俺の後輩がこんなにもかわいい!)」
わしゃわしゃと頭を撫でられて、
「ツナツナ(見て見て)」
「すーじこ♡(待ち受けにしちゃった♡)」
「…私の先輩がこんなにもかわいいっ!!」
いたずらっ子みたいな笑みを浮かべて見せるもんだから、危うくキュンとするところだった!
それからクレーンゲームでお揃いのキーホルダーをとって、ショッピングしてデートは終了。
後日、プリクラを見た五条先生が「それ高値で売って」と真顔で迫ってくるのは、また別のお話。
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Aori - 餌付けッッ!! (2021年6月15日 10時) (レス) id: a50cbf8326 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽぽる | 作成日時:2021年5月28日 19時