ゆるり、ふわり。【狗巻棘】 (ページ6)

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先生との有罪案件ページ6

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「ごじょ先生」

「んーなに？A」

「深夜に女子高生をパフェに誘うのはギルティだと思います」

長引いた任務終わり。ごじょー先生が何故かトんできて。

「行くでしょ、〆パフェ！」

と、〆のラーメンならぬ〆パフェを提案してきたのがことの発端。これは半ばラチだ。そして冒頭のセリフに戻る。

「最近、棘とはどうなの？何か進展あった？」

先生に教えて♡ときゃるるんとした甘ったるい声で私に問う先生。

とは言え、進展なんてないし。それで許してくれる先生でもないし。うぅん、と首を捻る。

「なんでそんなこと聞くんですか？？」

「えぇ、僕がJKと恋バナしちゃダメー？」

「ダメじゃないです(笑)」

28歳、大の大人が”JK”だの”恋バナ“だのそんな言葉を使っていることがおかしくて、思わず笑ってしまった。

「でもわたしに聞くのはお門違いですよ」

「どうして？」

「狗巻先輩とは何もありませんし、正直恋愛ってまだよくわからないんですよ」

「わーぁ、Aってサラリと男を突き落とすタイプだね」

それは棘の前で言っちゃダメだよ、なんて。
GLGの先生が言うなら間違いないだろう、と言わないことを約束した。心の中で。

「そんな若人に先生がいいものあげちゃう！！」

テレレテッテレーとポケットから2枚のチケットを差し出す。

「そ、それは！幻の一流ホテルのスイーツビュッフェのチケット！！？」

「え、えっ！なんで先生が？！えっ、くれるんですか？！」

「五条家の力、駆使しちゃった☆」

「天才か～～！！」

天才の先生には私のパフェ一口あげちゃう！！
サッと美味しいとこを掬ってスプーンを差し出すと、あーーんと躊躇なく食べちゃう先生。なんだか餌付けしてるキブン。

「タダであげる変わりに、先生とまた〆パフェ女子会すること！」

いいね？と頭を撫でられたので、はい！と元気よく返事をした。なんて優しい先生なんだ～！！

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