募ったジェラシー ページ3
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「ツナマヨ!!(今日のAちゃん一段とかわいい!!)」
「ありがとうございますー!」
とある休日。
野薔薇ちゃんが「東京観光がしたい!」というので、私でよければ案内するよ!と行きつけのお店巡り決行。
「今日はデートだから気合い入れてメイクしたんです」
「すじこ?!!(デート?!!)」
野薔薇ちゃんと、と付け加える前に
おかか!とバツのポーズを作る狗巻先輩。
かわいいと言ってくれたメイクも落とそうとしてくるし、お気に入りのフレアのミニスカートもダメって。
やっぱり似合ってなかったのかなと不安になって問えば、また、おかか!と。…どっち。
「おかか!いくら!明太子!!(僕以外の男にそんな気合い入れちゃダメ!)」
何やら勘違いをしていたようで、ぷんすこと怒る狗巻先輩。
誤解を解くと、真っ赤な顔を隠しながらツナァ(ごめんんん)と謝ってくれた。
「あ、野薔薇ちゃん」
「A、今日の格好似合ってる!かわいい!
さ、デートに行くわよ〜〜!」
そう言って腕に絡みついてくれる野薔薇ちゃんの方がかわいいのですが!!
フフン、と何故か誇らしげに狗巻先輩を見下す野薔薇ちゃんと。
ギリィ、とそれを羨ましそうに睨む狗巻先輩。
両者がコッソリと火花を散らしていたことに私は気づかない。
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Aori - 餌付けッッ!! (2021年6月15日 10時) (レス) id: a50cbf8326 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽぽる | 作成日時:2021年5月28日 19時