【実況者】薄情彼氏の恋愛事情【ky】

大学＊ky ページ33

出会ったのは大学2年の春







2年に上がったばかりで未だに俺が大学に馴染めないでいた時だった。









Aとは同じ学部でたまたま最初の授業が一緒だった。









見た目は俺のドストライクで落ち着きのある女性。





それがAに対しての第一印象









俺はこの時から認知してたけどAは俺のことは全く知らなかったみたい。









正式に知り合いになったのは2年の夏の図書館だった。









レポートを書こうと思って図書館の机に向かって1人で作業していた時。







奥の本棚で本を取るのに苦戦しているAを見かけた。









無意識にそちらへ行き本を取ってあげたのが始まりだった。








『あ、ありがとうございます。』




「いえ、高い所にあると不便っすよね」




『そうなんです・・・ありがとうございました。』




「俺、＿＿＿って言います。才川さんと同じ学部」




『あ、そうなんですね。才川Aです』








近くで見れば見るほどAは可愛くて俺の好みそのままだった









「俺キヨって周りから呼ばれてるんでキヨって呼んでください」




『わかりました、私のことは好きなように呼んでください』









馴染めてない割にはちゃんと会話をした気がする。









大学の友だちなんていなかった俺にとってAは








初めての話せる人であり、初めての異性。








それに加えて俺の好みと来たら意識するに決まってる。









「・・・隣座る？？」









1人で静かに作業したいからここに来たのに









俺の反射的行動のせいでAと一緒にレポートをすることになった。

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