[俺スカ] 叶わぬ恋でも夢みていいですか？

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コンビニを出て東条と歩く。

不思議だな。さっき歩いてきた道が東条といるってだけで凄い特別な道みたい！東条マジックかかっちゃてるよこれは！！！

東条「百瀬って部活はいってる？」

『部活？あー、私けがでやめちゃったんだよね。』

東条「え？！百瀬もけがで？」

『うん。まぁ中3の春だったし、皆受験のためにやめたとしか思ってなかったと思うけど！東条もだよね？』

東条「そうだったんだ。ああ、俺も足のけがで。すっげー悔しかったし今も悔しいけどそんなこと言うの恥ずかしくてさ！だから百瀬も俺と一緒でびっくりした！ちなみに何部だったの？」

『バスケ部だったよ。小学校のときからしてたっけな。あっ！部活といえば、チア部頑張ってるよね！』

東条「ああ。だからあーゆー頑張ってるやつ、努力してるやつがけがでやめるのって俺は嫌だと思う。中途半端な気持ちでやってるやつが続けられるってなんか納得いかないよな。」

悔しそうにクシャッと笑う東条。

そんな苦しそうな顔させたかったわけじゃないのに、

でも、誰にも言えず苦しかったんだろうなって思った。

東条「川崎とかさ、頑張ってるよな」

あーあ。また結衣の話になっちゃったなー、

『そ、そうだよね！結衣可愛いし！ね？！』

東条「まぁ。」

東条顔赤いし、照れてるし、好きなのバレバレだわ！

あー結衣になれたらいいのに！なんて、結衣じゃなくて私を好きになってくれたら、そしたら…

東条「百瀬？どうかした？」

『んーん！なんでもない！東条はさ、好きな人とかいる？』

わかってるくせに何きいてんの私！

東条「うーん。好きっていうか、気になる、人はいる。」

ですよねー(;ー;)まぁわかってますけど！振り向かせてやるんだからね！東条！

東条「百瀬は？いるの？好きな人。」

『うん。いるよ！かっこよくて不器用でだけど優しくて、まぁ完璧な片想いなんだけどね笑いつか絶対振り向かせてみせるんだ！』

東条「ふふっ笑さすが百瀬だわ。百瀬といると元気になれるな！頑張れよ！」

『ありがと！みてろよ！東条！』

いつか絶対好きにさせてみせるから！

今は言えないけど大好きだよ

『送ってくれてありがと！バイバイ！』

東条「おう！じゃ！」

東条と別れて家に帰る。

お母さんに遅いって怒られてしまったけどね。

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