JEJUNG†３ヶ月の恋† ９章

もらってくれますか？美樹side ページ26

まっすぐな山崎君

私もこんな風にまっすぐ

自分の気持ち、ぶつけてたら…
今とは違った選択をしてたのかな？


美樹「!!―――ｳﾝ。仙台かぁ〜行ったことないから毎日楽しいだろうなぁ〜」


山崎「――ぇ?!え？そ、それって…どど、どういう意味すか?!も、もしかしてっ?!ｴ??」


美樹「ｯﾌﾟ。山崎君テンパリ過ぎ(笑)」


たぶん…この人なら…
好きに…、なれると思う


山崎「だ、だって(焦)」


美樹「山崎君」


山崎「はいっ!!」


美樹「――こんな私ですが、もらってくれますか？」


山崎「！！！ハイｯ!!喜んでもらいます!!もう美樹さんが嫌って言っても絶対もらいますから!!」


元気で明るい彼なら
私の霧のかかった心も晴らしてくれると思う


美樹「ありがと。あ、でもそろそろ出ないと本当に遅刻だよ？」


山崎「へ？あ、あ゛ーーーー!!!ヤバイ!!マジでやばいーー!!!」


慌しく部屋を動き回る山崎君を少しだけ呆れた顔で見ていた


山崎「あのっ!あとで連絡します!!じゃっ！行って来ます!!!」


美樹「行ってらっしゃい(笑)」


山崎「うわっ行ってらっしゃいって///今日はマジでいい日だぁ俺もう死んでもいいかもっ、行ってきます!!」


美樹「ﾌﾌﾌｯ。行ってらっしゃい」


死んじゃったら結婚も出来なくなるのに(笑)


でも…


『行ってらっしゃい』


そんなコトバで喜んでくれるなら、今度はお帰りも言ってあげよう…


…かな？

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