松川 一静 ページ40
Aside
「俺が怒ってるの分かる？」
『わ、分かります………』
ニコニコ頬笑む松川。
でも、目が笑ってないし、笑いすぎ不気味だ。
「なんで怒ってるかは分かる？」
『分かりません………』
はぁ、と松川はわざとらしくため息を吐いた。
「さっき花に間接キス、したよね？」
『え、そんな事!?』
「そんな事………？」
あっ、墓穴掘った。
『い、いや、花巻が欲しいって言ったからあげただけだし？
箸、偶然私の使っただけだし？
私が責められる要素なくない？』
本当はさっきまで、私と松川、花巻で弁当を食べていた。
だけど、私が花巻にアーンしたせいで松川が怒ったらしく、それを察した花巻はどっか行ってしまった。
っていうか花巻どっか行くなよ。
「まぁ、今回はいいよ」
『ホント!?』
許してくれるんだね！
「口移しで許してあげる」
『は？
今、何と………？』
「だから、
口移しで許してあげるって言ってるんだけど」
『な、何言ってんの!?』
く、口移しってあれだよね!?
口に飲食物含んで誰かにキスしながら移すあれだよね!?
それを私にしろと!?
『む、無理！』
「なんで？
アーンはAからしたら"そんな事"だろ？
だったら口移しなんて楽勝だよな？」
どういう考え方!?
「ほら早く」
これは………するしかないな。
私はウインナーを口に含んで、松川に近付く。
移すだけだから！
頑張れA！
『松川、口開けて』
少し口を開ける松川。
私はゆっくり松川に近付き、少し開いた口の間にウインナーを入れ込む。
カンペキ！
そう思って、私は離れようとする。
が、松川は私の頭をガッチリ押さえて放そうとしない。
そして、松川の舌が私の口に侵入してきた。
『んっ！ま、つかわっ!?
んんむ………ふ、ぁ……………や』
唇がやっと離れ、私は肩で呼吸をする。
松川はニヤッと笑った。
その顔もカッコいいと思ってしまう私は重症かもしれない。
―――もっと大人なオシオキしてほしい？―――
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黒タヌキ - まだ全読みしてませんが…なんか気になりますね、研磨くんは自分がゲームばっかりして彼女を放置するの悪く思わないとか、遊児くんも同じく自分は悪くないと思うの気になる…なんか大事な話がスルーされてる気がしますOTL確かにきゅんきゅんしてますけども(^J^) (2019年8月25日 22時) (
レス) id: 296be2d9ed (このIDを非表示/違反報告)
みっきー - 屋上で続きとは…及川つおい。 (2019年3月7日 19時) (レス) id: 737d5e15b0 (このIDを非表示/違反報告)
そう - もし私の勘違いだったらすみません！アンチなのではないのです..。 あ、あと、「他の男と躍りよったやろ？」ではなく「他の男と躍りよったやん」でしたね..すみません！ (2018年8月28日 17時) (レス) id: a48c23a0a0 (このIDを非表示/違反報告)
そう - 稲荷崎なんですが、関西弁に少し違和感があります..。銀の話の「他の男と躍りよったやろ？」は「他の男と踊ってたやろ(踊っとったやろなど)」こういう感じで少し関西弁に訛り？が入ってるかなと思います。兵庫県だからそうなのかもしれませんが..。 (2018年8月28日 17時) (レス) id: a48c23a0a0 (このIDを非表示/違反報告)
めめこ(プロフ) - キュンキュンして一気に読んでしまいました…！リクエスト、梟谷の木葉くんをお願いいたします！ (2018年8月19日 23時) (レス) id: 0476555058 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラ | 作成日時：2018年6月24日 9時
