あたたかい牛乳を一杯Ⅱ (ページ6)

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ジョンハンはそう言ってからちゅ、とわざと音を立てて私の頬にキスを落とした後、そのまま次は唇に触れるだけのキスをした。

柔らかい唇がそっと押し当てられる。

『……ジョンハンっ、』

ちょっと待ってほしい。

1回落ち着かせてほしいと。そう思って名前を呼ぶと、

「ハニ」

『…え、？』

「こういう時、そう呼んで」

『ハ、ニ…っ』

するとジョンハンは満足そうにゆるりと笑って、ふわりと彼の片手が私の頬に触れた。

優しい体温。

それを感じてすぐに、上から深いキスが降ってきた。

熱い舌が口の中に入り込んできて、すぐに私の舌を捕らえる。

甘い、甘ったるい。

ジョンハ…じゃなくてハニのそれは、まるで甘い毒のよう。

ちゅう、と唇に吸い付かれる。何度も何度も。

甘い。甘くて溶けそう。混ざり合う温度も温かくて心地よくて、夢中になる。

『…ん、』

情けない声が漏れてしまう。溶けて、とろけて。

病みつきになるような、そんなキスだった。

それは今までに味わったことのない感覚で。

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