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その後は同じテーブルのメンバーと他愛もない話をして。
その間さっきみたいにジョンハンとふたりきりで話すことはなくて。
さっきの話はすっかり無かったことに。
でも、私がお手洗いに行っている間に事は起きた。
まぁ、そんな大したことじゃないけど。
テーブルに戻ると、
『あれ、ジョンハン、なんか変…？』
元々ふわふわしてるけど、なんかもっとふわふわしてるような。
へらへらと笑って私のことを見るジョンハン。
「そうなんです！ジョンハンさん酔っ払っちゃって！」
『え、』
「A〜おかえり〜」
ジョンハンがにま〜っと笑って私の名前を呼ぶ。
顔はちょっと赤いくらいで、だけど目はとろんとしている。
女の子だったら絶対お持ち帰りされてるよこれ。
私が居ない間に、なにがあったんだろう。
『どうしたの、ジョンハン…』
「あー…僕が頼んだちょっと強めのお酒、勝手に全部飲んじゃって」
『え、』
「多分すぐ潰れると思う」
私が席外してたのって、そんな長い時間じゃないよね。
完全にペース間違えてると思うんだけど。
その前にも何杯かお酒飲んでたし。えっと、大丈夫？ジョンハン。
「…んん、」
「あ、寝ちゃったね」
気付けばジョンハンはテーブルに顔を伏せて眠り始めてしまった。
ああ、絶対起きなさそう、これ。
「僕ん家連れて帰るから大丈夫だよ」
だけどシュアがそう言ってくれたからとりあえず安心だ。
シュアはしっかりしているせいか、シュアに任せておけば大丈夫ってみんな思ってる。
まあその通りなんだけど。
そのまま今日の飲み会はお開きになった。
あ、結局なんでジョンハンがこんなふうになっちゃったのか知らないや、
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(*実際のジョンハンさんはとてもお酒が強い方ですが、お話上、“お酒にそんなに強くない”という設定にさせていただきました汗)
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作者名：るり | 作成日時：2022年2月22日 14時
