あたたかい牛乳を一杯Ⅱ (ページ41)

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掴めないページ41

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今日はサークルのメンバーとサークルという名の飲み会。

他の人達の話を聞きながら笑っていると、隣りにいたジョンハンに顔を覗き込まれる。

「A、楽しんでる？」

『うん？楽しいよ』

「ほんと？」

『ほんと。もう、心配しすぎ』

ジョンハンがこんなことを聞いてくるのは、ソジュンとあんなことがあったからだ。

あの日以降、私のことをやたら気にかけてくれる。

あの日からもう1ヶ月は経つけど、完全に吹っ切れたわけじゃない。

ひとりになると気持ちがどうしても沈んでいってしまう。

早く忘れなきゃとは思うんだけど、こればかりはどうしようもできない。

好きだった期間が長い分、心の回復には時間がかかりそうだ。

だからこの1ヶ月の間はジョンハンに寄りかかりすぎてしまった。

あれから何度か彼の家で一緒に過ごした。

だけど身体を重ねたのはあの日だけで。

ただ一緒の空間に居て、一緒に朝を迎えて。今はそれがとても心地いいんだ。

「心配するでしょ」

『…ありがとね』

前から手が伸びてきて、そのままふわりと頭を撫でられる。

普通に周りにはサークルの人達がいるし。

私達がいるのが個室の隅の方だけど、そんなの関係なくて。

なんだか恥ずかしくて、思わず目線をテーブルに向けた。

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