カタオモイ 【 すとぷり 】【 続 】

♯79 ページ33

...









『 緊張したけど楽しかったなあ...... 』









舞台を降りて、私はほっと一息ついた。







まだ余韻でふわふわしている。







歌っている時ふと隣を見たら
ころんくんも莉犬くんもるぅとくんも皆キラキラ輝いてて、すごくすごく楽しかった。







はぁ、と思い出に浸り、幸せな吐息を零す。








「 お疲れ様〜！！皆良かったよ！！ 」

「 めっちゃ輝いてたで！ 」

「 お疲れ〜〜、かっこよかった 」








部室に戻ると、先輩達3人がそんな言葉をかけてくれた。

そんなこと言われたら思わず笑顔になっちゃう。






皆でわいわいしながら片付けとか身支度をしていたら、これからどうする？という話題になった。








「 どうする？皆行きたいとこある？ 」


「 特にないなあ 」


「 俺模擬店行かなきゃだわ 」







予定があるメンバーもいればないメンバーも居るらしい。

そこに、スマホを触っていた莉犬くんが あ、と声を上げた。








「 これからステージで公開告白あるらしいけどちょっと見に行く？ 」


「 あー、盛り上がるやつじゃん 」


「 ちょっとだけ見に行こ！ 」








と、そんな流れになりました。
公開告白とか The青春って感じだあ。








「 Aは公開告白とかしないの？ 」


『 え、しないしない！恥ずかしいもん 』








隣にやってきたころんくんが私にそんな事を聞く。

慌てながらも答えると、だよねえ、とけたけた笑っています。


絶対無理だよ私。緊張でどうにかなっちゃいそう。








「 ころちゃんはそういうのしないの？ 」


「 しちゃえばいーのにー 」









私たちの会話が聞こえていたらしき莉犬くんとなーくん先輩がニヤニヤしてます。






...私そんな現場見たら卒倒しちゃうかも。









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