♯78 ページ32
...
『 はあ、緊張してきた...... 』
文化祭1日目。
着々と私たち、軽音部の出番は近付いてきて、部室で待機していた所です。
実は私が緊張している理由は2つあります。
その1、シンプルに人前で歌を歌うのが緊張するから。
その2、ステージが終わった後に、学校でころんくんに告白しようと思っているから。
...はい。
...なので、ステージに乗る前からもう心臓が爆発しそうです。
「 A、はい 」
『 わ、ありがとうございます 』
さとみ先輩が、着ていたジャケットを私にさっと羽織らせてくれた。
すっかり秋の気候になっているから結構肌寒く、有り難すぎる。
「 さとみかっこい〜〜 」
「 さとみやるぅ〜 」
莉犬くんとジェル先輩がニヤニヤと笑いながら先輩を煽る。
さとみ先輩は完全に無視を決め込んでいて、思わず吹き出す私。
そこに、「 緊張してます？ 」と私の隣に座ったるぅとくん。
『 緊張してるよ〜〜...なんでるぅとくんそんな余裕そうなの 』
「 僕も緊張してますよ...
って、A先輩かわいい！ 」
『 良かった、ありがとう〜 』
るぅとくんの言葉にほっとして笑みを零す。
でも 変じゃなかったかな、とちょっと不安。
すると、るぅとくんの言葉に即座に皆が反応し、瞬時に3人(さとみ先輩ころんくん以外)が私の周りに飛んできた。
「 いつの間にそんなの覚えたの！！ 」
「 なんか最近Aのサービス多ない？ 」
「 かわいい...... 」
何度見たか分からないこの感じ。
嬉しいけど恥ずかしい。
そう、自分で勉強してメイクをしてみました。
「 ころちゃんどう思う？ 」
なーくん先輩がころんくんに問いかける。
さとみ先輩と2人で遠巻きに眺めていたころんくんは、私の元にやってきた。
照れくさそうにしながらもじー、と私を凝視している。
『 ち、近い...... 』
思わず顔を逸らす私。
心臓が爆発寸前です。
「 .....可愛いじゃん 」
「 え、ころちゃん珍しい 」
「 なんか素直じゃん 」
さとみ先輩と莉犬くんがニヤニヤしてます。
『 ......え、ありがとう... 』
...無事、爆発しました。
...
そろそろ受験に力を入れていきたいので毎日投稿今日で終わりにします！
更新とコメント返信遅めになります、ごめんなさい( ; _ ; )
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羊飴。 - 初めて読んだのですが、感動して涙が出てしまいました。良い青春ですね。 (2021年1月6日 11時) (
レス) id: d5ddecbe17 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - みささん» 2周目も読んでくださったなんて、、嬉しすぎます（ ; ; ）ありがとうございます！！ですよね、私も楽しそうだなあ、、って思いながら書いてました、、青春したい(( (2021年1月4日 14時) (レス) id: 4fed831af4 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - んん、2周目して終わったけどやっぱり素敵なお話、、！ その後のお話もとてもとても楽しそうで、私も青春したいなぁ、なんて笑 また見に来ますね〜！！ (2020年12月25日 20時) (レス) id: d171ceba74 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - チョコさん» わーー、嬉しすぎます、ありがとうございます！！ 思っていたより2人ともだいぶ鈍感になっちゃってて、長くなりました、、笑 本当にありがとうございます(;_;) (2020年12月24日 19時) (レス) id: 4fed831af4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - ( ・∇・)ﾊﾞﾅﾅさん» えー、もう嬉しすぎて言葉が出ません、、（ ; ; ）ありがとうございます！！学生時代のキラキラした青春？が書きたかったので！笑 受験もがんばります！！ (2020年12月24日 19時) (レス) id: 4fed831af4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆる x他1人 | 作成日時：2020年5月11日 10時
