愛しい君へ (ページ8)

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楽しそうに、幸せそうにはしゃぐ君がいる。

友達と4人で来ているのか、右を向いたり左を向いたりこっちを向いたり忙しそうで少し笑ってしまう。

その瞬間、目が合った気がした。
アイドル側がこう思うのはおかしいのは分かっているけどふと視線が交わった瞬間の、君が目を見開いた表情が可愛くてまた笑ってしまう。

僕のうちわとペンライトしか持っていなくて、素直にコンサートを楽しみに来てくれているのがすごく嬉しくて。

次はいつ会えるんだろう、そう思った。

『『お疲れ様でしたーーー！！！』』

je｢サヒヤ、なんかいい事あった？｣

｢ん？なんで？｣

je｢心做しかなんか嬉しそう｣

｢そうかな｣

je｢分かった、可愛い子でもいたんでしょ～｣

｢そうなんなじゃない？｣

je｢？！え！サヒが女の子を可愛いって言った？！｣

｢うるさいうるさい、騒がないで｣

普段女の子を見て可愛いなんて言わないから、たまたまバレたジェヒョクが騒いだせいでみんなにバレそうになった。

みんなにバレたらどの子か教えろだなんて絶対にはしゃぐからバレたくないし、なにより次いつあの子を見れるかも分からないのに大きい話にはしたくない。

je｢夜も来るといいね、その子｣

｢そうだね。夜も来てくれてたらジェヒョクにだけは教えるよ｣

je｢ㅋㅋㅋ楽しみにしてる｣