愛しい君へ (ページ4)

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ｺｺﾅ『ちょっと待って神すぎない？』

ツアー初日、私たちが入った席はまさかの花道の角。

1番構ってもらえるのではないか……？

座った順番は角からｺｺﾅ、ﾏﾕ、私、ﾕｲの順番だ。

ﾕｲ『やばい、ウチら今日が命日になるかも』

ｺｺﾅ『もっとちゃんとメイクしてきたら良かった…』

ﾏﾕ『それな…。髪の毛気合い入れればよかった…』

『まぁまぁ、とりあえずせっかくこんな席入れたんだから楽しまないとだね！』

ｺｺﾅ『なんであんたはそんな冷静なのよ～！』

『冷静じゃないよ～。緊張してるけどそれより楽しまないと！』

ﾏﾕ『Aのそういう所尊敬するよ笑』

なんだかんだ騒いでるうちにあっという間に時間が来た。

HELLOの音源が上がると共に上がる会場のボルテージ。

あぁ、これだ。ライブってこんなのだったなと。

明かりが着くとそこには大好きな人達の姿。

５年経ってようやく会えて、なんだか泣きそうにもなったけどそんな事よりもその瞬間が楽しくて仕方なかった。