気持ちとは裏腹に⑶ (ページ11)

今日:14 hit、昨日:18 hit、合計:14,981 hit

幼馴染なのか親友なのか、、ページ11

＿＿＿＿＿ジュンギュside

jh「どう思うよお前らは」

気持ちよく寝ていたはずなのに気が付けば目の前の犬みたいな男に連れられてカフェへ。

「なにが？」

jh「そろそろプロポーズしようと思ってるんだけど、指輪のサイズとか分からん」

ys「おぉ遂に！ジフンはそう言うところ意外と疎いもんね笑」

「で、俺らを呼び出したわけ？」

jh「うん、ジュンギュならAの事よく知ってるしヨシは日本の結婚の事よく知ってると思ったから」

ys「嬉しいよ、頼ってもらえて」

「…ファンの方への報告はどうするの」

ジフンとAが交際を公表した時、良くない言葉がSNSに飛び交ったり、Papillonのサイン会でジフンのファンがわざわざAを傷付けに行ったりが実際にあった。

親友達が傷付けられるのを目の前にして、アイドルっていうだけで好きな人と好きなように過ごせない事に苛立ちを感じたのを覚えている。

特にあの頃のAは見てられないほど痩せたりしてたから。

幼馴染がやつれていく姿をもう一度見たいバカなんてこの世にいるはずがない。

「俺はお前たちにもうしんどい思いはして欲しくない。だから隠してもいいんじゃない」

jh「それはしたくない」

「なんで？お前はまだしもAのあんな顔もう見たくないよ俺は。あくまでAが1番」

jh「Aとの事後ろめたくないんだ。
その結果がどう転ぼうと、Aと一緒に生きていくことを胸張ってたい」

「それがまたAを傷つけることになっても？」

jh「傷つけない。俺が守る」

嘘ひとつの無い澄んだ瞳でそう伝えるジフンに、
あぁ、やっぱりこいつは信頼出来る奴だ。そう思った。