黒と白と先生。

Date..4「」 ページ4

先生のおかげで、毎日が楽しかったんだよ、ほんとに。


ノートに書かれてた先生のちょっと雑な字。

ほんの一言「わからないとこあったら聞きに来な！ (先生苗字)」

まだ慣れない教師面。



たったその言葉だけで、

飛び上がってしまうほど嬉しかった。


どこにいても、何をしてたとしても関係なく。


先生を側に感じてた。感じられた。だから。



私の妄想でもかまわなかったの。



私が過ごす午後１１時２６分。

先生はどこで何考えてるんだろう。

……少しだけでもいいからさ。


(先生苗字)先生の中に、『伊原A』が居たらいいな。

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