に ページ7
『ここのお家に来るのも最後だなぁ…
とりあえず身の回りをまとめようか…
おじいちゃん…今までありがとう…』
誰もいない空間でつぶやく。
気持ちを切り替え、おじいちゃんの荷解きを再開した。
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[カサッ]
『ん?手紙?こんなの入れてたっけ?』
表を見ると、猫屋敷Aさんへと書かれていて、裏には差出人が書かれていなかった
開けてみると
一枚は手紙で、もう一つは魔法陣のような絵が描かれたものだった
Aへ
この手紙を読んでいるときには悠仁君と二人になっちゃってるかな?
悠仁君のおじいちゃんに匿ってもらうときに渡した手紙なの。
もし、呪術師になるなら、2枚めの魔法陣に血を垂らすんだ。
あなたにぴったりの呪具をしまってあるわ。
分からないことがあれば呪術師の夏油傑を頼りなさいあの子は多分立派な呪術師になってると思うから!
どうか、どうか…幸せになってくれ
前だけ見て頑張って
愛してるよ
杏子、虎より
2006.12.6
『っ…お父…さん…お…母さん!!
私頑張って立派な呪術師になるよ!
なつゆ?傑さん…
そうだ、
これ確か昔、
ここに来る前に会った近所に住んでた優しいお兄ちゃんの…
傑にぃの漢字だ…
4つの時構ってくれた…
苗字なんて読むんだろう…
明日、五条さんに聞いてみるか…』
確か傑にぃは[すぐる]って漢字はこうやって書くんだよ?今漢字教えても覚えてないだろうけどねって困ったように笑ってたな…その時の傑にぃの顔と漢字が記憶にずっと残ってた
『元気かな…傑にぃ』
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思い出に浸りながら準備を進め1時間ほどで荷造りも終わった
寝る前にちょっとさっきの呪具見てみたい
人差し指を噛んで血を流し
魔法陣の上に垂らした
するとひかり、
棒が出てきてそれを引っ張る
[シャラン]という音と共に薙刀が生まれた
それを持ち構える
『案外しっくりくるもんだね…』
そして出してから気づく
『これどうやって東京まで持ってこう…』
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みー - すごい面白いです!あと、五条先生の一人称は僕ですよ。「俺」は高専時代です (2021年4月29日 16時) (レス) id: 652744ebae (このIDを非表示/違反報告)
381 - 更新頑張ってください!続き楽しみに待ってます! (2021年1月3日 9時) (レス) id: 664ca7d814 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユリ&ある | 作成日時:2020年11月30日 6時