Ep,56「あー、でも」 ページ8
「危険よA、辞めなさい」
まず最初に止めたのは不二姉だった。
「拙者も同意見でござる…同じ日に負担のかかる事は避けるべき。」
続いて五右エ門。
「……俺はお前の好きにすればいいと思う」
帽子をずらしながら次元が言った。
『……うん。』
「ちょっと次元ｯｯ！あんたAが心配じゃないわけ？！」
不二姉が凄んで次元に掴みかからんばかりに近づく
「心配に決まってんだろうが……だが、コイツは今まで強さの意味を知らずに生きてきたんだ。」
『次元……』
「それをさっき殻を破りかけたんだ…遅かれ早かれ実戦はすぐそこまで来てやがる。
俺達の手が回らない時、殻を割り切れてねぇコイツはどうなる？」
少し分かりにくいけど、次元が言ってるのは
私が今、変わらないといけないってこと。
「簡単な話、俺はコイツが心配だ
……だが、コイツの意見は、、Aの意見は尊重してぇ。」
ただそれだけだ、そう言って帽子をかぶり直す次元…
くぅ…ｯｯ！惚れさせやがって←←
「……ルパンは？どう思ってるの…？」
少し落ち着きを戻した不二姉が次元から離れてルパンを見る
私もルパンを見るとルパンは困ったような顔をしていた。
「いやまぁ、俺もAちゃんの安全考えたら今日じゃねぇ方が良いとは思うんだけどもな……ただ次元の言う通り、実戦は近づいてんのも考えるとなると……」
つまりは中間。
でも私の答えは決まってる。
『私、やっぱりやるよ。』
「でも……！」
『大丈夫、私はもうアイツには負けないよ。
強さの意味とか昔はすごい気にしてた、でも少しわかったんだ……一番大切なのは意味じゃなくて価値なのかなって。』
もちろん意味はあって正解だ。
でもその意味が価値のないものだったら、その強さは正義とはいえないから。
だから今は、私は心の強さは価値にあると思う
「……わかったわ、ただし無理をしたら許さないわよ！」
不二姉も私の覚悟を見届けてくれた。
今ならやれる……大丈夫、
ふと次元を見る。
「……大丈夫だ、行け。」
次元の口がそう動いた気がした、
『ゴッツさん、よろしくお願いします！！』
「フリッパー、だ。」
今日、私の２度目の挑戦が幕を開けた。
Ep,57「半分本気だから」→←Ep,55「らしくないね。」
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(お茶・・)ψ(プロフ) - やっさんさん» 次元の帽子がないと打てないのはシーズン2のお話で言われてましたね。帽子を変えながらこれじゃない、と言う次元は可愛かったです。でもこの話以降は帽子なしだったり、いつもの帽子じゃなくても撃ててたり…ガンマンのプロフェッショナルですよね！ (2021年10月13日 19時) (
レス) id: 50df67fa86 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - (お茶・・)ψさん» ゲッ(・・;。夢主さん、とんだ化物^^;。ところで、作者様、次元大介の帽子の、秘密ご存じでしたか(^_-)。 (2021年10月13日 19時) (レス) @page13 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - ハルジオンさん» ありがとうございます！即レスできました笑イタリア編やりたいですね (2020年8月5日 16時) (レス) id: 17236ef510 (このIDを非表示/違反報告)
ハルジオン - 面白すぎてヤバかったです イタリア編読みたいです (2020年8月5日 16時) (レス) id: fc379a045a (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - 理沙さん» 最後まで読んでいただきありがとうございます！私も出来ることならいまの意識かっ飛ばしてこの世界に行きたいです(危ない世界ではあるのでどんくさい私は即……)なんてことは言わずに、ね、これから続編もあげるのでぜひ！そちらでもよろしくお願いします！！ (2020年1月26日 11時) (レス) id: a532ab1672 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(お茶・・)ψ | 作成日時：2016年8月27日 16時
