Ep.88「ことを」 ページ40
だんだん……だんだんと思い出してきた。
私は次元を庇って……
で、あの世みたいな所でアテナに頼んで……
『……ルパンは？』
不二姉、五右衛門……次元は？
どこにいるの？
なんで銭吉がいて、みんながいないの……？
「……実はな、ルパン達が世界遺産登録リストに載りかけた神殿を破壊した。」
『ｯｯ！』
「その通報を受けて駆けつけた所にお前さんが倒れていたのを保護したんだ。
A……お前さんは……────────」
『嘘だ！！ルパンが私を捨てるわけ……！』
…………でも……
もしかしたら…………
簡単に死んでしまった私が…………
あぁ……そうか。
私は死んだから……この世からいなくなったから
「A……？」
『……ルパン達には私は要らなくなっちゃったんだね。』
涙が溢れてきた。
『ｯ……ｯｯ…………！！』
「A……。」
ルパン達は知ってるだろうか……私が生き返ったことを。
もし知ったら私を……また…………
泣き疲れて、放心状態になりながらそんなことを考えてた。
何日経っただろう…
もしかしたら、何週間……
それでも私はルパン達との思い出を捨てられなかったし、�爐發靴�したら�瓩鮃佑┐討い拭�
そんな私の元に毎日通ってくれた銭吉がある日私にとんでもない提案をした。
「A、」
『……』
聞こえてはいたけど、返事をする気力がない。
いつもこんなだ。
ごめんとは思ってるけど、体がだるい。
そう言えばお風呂も入ってない……
汚い←
「A、ルパン達が気になるか？」
『…………』
答える代わりに頷いた。
気になるに決まってる。
どこで何をして何を考えてるんだろう……誰を救って幸せを与えてるんだろうって……
「なら、ワシの部下にならんか？」
『…………ぇ？』
久しぶりに声を出した。
ガラガラで、自分でも驚いた。
「実はな、人手不足でな……お前の手でルパンを捕まえて牢屋に入れて好きなだけ話したらいい。」
かなり無理のある提案……
でも、それは私にとって大きな光に見えた。
警察として活躍すれば、泥棒であるルパンの耳にも目にも入るかもしれない。
気づいてくれるかもしれない……
確かめたい。
だから────────
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 263人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
(お茶・・)ψ(プロフ) - やっさんさん» 次元の帽子がないと打てないのはシーズン2のお話で言われてましたね。帽子を変えながらこれじゃない、と言う次元は可愛かったです。でもこの話以降は帽子なしだったり、いつもの帽子じゃなくても撃ててたり…ガンマンのプロフェッショナルですよね！ (2021年10月13日 19時) (
レス) id: 50df67fa86 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - (お茶・・)ψさん» ゲッ(・・;。夢主さん、とんだ化物^^;。ところで、作者様、次元大介の帽子の、秘密ご存じでしたか(^_-)。 (2021年10月13日 19時) (レス) @page13 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - ハルジオンさん» ありがとうございます！即レスできました笑イタリア編やりたいですね (2020年8月5日 16時) (レス) id: 17236ef510 (このIDを非表示/違反報告)
ハルジオン - 面白すぎてヤバかったです イタリア編読みたいです (2020年8月5日 16時) (レス) id: fc379a045a (このIDを非表示/違反報告)
(お茶・・)ψ(プロフ) - 理沙さん» 最後まで読んでいただきありがとうございます！私も出来ることならいまの意識かっ飛ばしてこの世界に行きたいです(危ない世界ではあるのでどんくさい私は即……)なんてことは言わずに、ね、これから続編もあげるのでぜひ！そちらでもよろしくお願いします！！ (2020年1月26日 11時) (レス) id: a532ab1672 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：(お茶・・)ψ | 作成日時：2016年8月27日 16時
